皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) 日本では普通に生徒さんが学校へ行ってると思いますが、この国フィリピンはいまだ休みなのです。それは長期ロックダウンをしているからです。
上の記事の内容は「コロナ禍による生徒の減少で、新学期の学校運営を一時的に見合わせた私立学校が676校に増加した。但し来年に状況が改善されれば、再開の可能性もある」ということなのです。
これで困るのは誰かわかりますか?答えは「閉鎖する私立学校の子供」ではなく、「公立学校のできる子供」なのです。フィリピンの公立学校はランク分けがされており、「できる子」「まあまあできる子」「できない子」など、表現は違いますが、成績によりクラスが3~5つに分かれています。
問題はそのランク分けが定数だということなのです。で、閉鎖した私立学校の子供が公立校へ転入したらどうなるか?全員「できる子クラス」になり、「できる子クラス」だった子は「まあまあできる子クラス」に格下げされ、何も悪いことはしてないのに、学力レベルは自然に落ちていく可能性もあるのです。
公立学校の再開は現在10/4を予定してますが、そもそも「オンライン授業」は公立学校ではほぼ無理なのです。上の表はこの国の人口構成を大雑把に表したものですが、貧困層から下位の低所得層は英語があまりできないのです。しかしどのガイドブックにも・・・
フィリピン人は英語ができる!!
と書いてあります。「だから安心して旅行に行ける」ということを言いたのでしょうが、現実は違うのです。たしかに「1%の富裕層と9%の中間所得層」は英語はうまいです。あと60%の低所得層のうちの上位半分30%ぐらいは、まあまあ英語ができます。
あとはごく少数の「欧米人とつきあいがあった女性」も英語ができます。つまりフィリピン人で「英語がしっかりできる」と言えるのは「1%+9%+30%=40%」ぐらいの人たちで、多めに見てもまあ50%でしょうね。
実は私の村では、現在この件で毎日大騒ぎになってます!!なぜかわかりますか?親が子供に英語を教えられないからなのです。「いったいどうすればいいのよ?」と、多くのお母さんたちがヒステリを起こしてます。
オンライン授業は先生が一定のことを教えたら、あとは親が教えることになってます。そして英語は、この国では最も大事な授業なのです。
私が住む村(バランガイ)は2万人ほどの人口で、そのうちの4割はスクワッター(不法居住者)の集落です。全員が貧困層というわけでもなく、低所得層の下位グループもいますが、やはり親はあまり英語ができないのです。
実はうちの親戚も半分はあまり英語がうまくないので、もう大騒ぎになってます。スクワッターに住んでるわけではないですが、親が低学歴なのです。ちなみにうちから半径3km以内に200人以上は親戚がいます。それは義父が13人兄弟の長男だから親戚が多いのです。
これからフィリピンは「教育暗黒時代」に突入するでしょう。いい家庭の子は私立校へ行かなくても、オンライン授業と親が教えられるから勉強はできますが、貧しい家の子供たちにとってオンライン授業は意味のないものになってしまうのです。
実際オンライン授業だと、内容そのものは私立でも公立でもあまり変わらないそうですが、公立学校の方は授業時間が私立に比べて短いので、あとは親の腕次第ということになってしまうのです。しかし親の腕次第だと、教育水準には大きな格差ができてしまいますよね・・・
そもそもこういう格差社会を100年かけて作ってきたのは歴代政権であり、現政権にそれを改善するのは時間的に無理なのです。小学校の卒業率は現在上がったと言っても8割程度です。つまり「打つ手なし」です。しかし私はひそかに思ってる秘策があるのです。それは・・・
日本のフィリピンパブの門戸を開く!!
ということです!!これから貧しい家の子供は英語ができないはずで、まともな就職はできない可能性が高いでしょう。しかしそれじゃ夢がないですよね。
実はこの国には英語ができなくても、立派な成功者が少なからずいるのです。それはかつて「ジャパゆき」と言われた日本のフィリピンパブで働いた元ホステスたちです。
彼女たちはほぼ100%貧しい家の出身です。そして英語はあまりできなくても、日本に来てしまえば、それはハンディにならなかったのです。それはかつてのフィリピンパブの客も英語ができなかったからです。
日本人客は「英語の歌を歌えるから英語ができる」と勘違いする人が多く、それは彼女たちにとっては心地よいことだったのです。自国にいればコンプレックスですからね。しかも中にはホステスに対し、「英語やタガログ禁止」という店もありました。
一番の解決策は「コロナ禍が収束する」ということですが、そう簡単には収まらないでしょう。但し国の経済的な事情で「ほぼ収まった」という声明はあるでしょうが、中身は違うはずで、対面授業の再開は少なくとも1年はないものを思ってます。
ちなみに私見ですが、「年内にはある程度収まる」という大統領声明は出るものと思ってます。これには理由があるのですが、それはまたの機会に・・・
私は貧しい家の子供たちにも夢を与えるべきだと思うのです。勉強は「親次第」じゃ、もうどうにもならないでしょう。そりゃあ中には貧困層から苦学して立身出世した現マニラ市長「イスコ・モレノ氏」のような人もいるでしょうが、それは100人に1人もいないでしょうね。
そもそもフィリピンパブがなぜ衰退したのか?それはタレントを日本政府が受け入れなくなったからです。表向きの理由は「歌手やダンサーのタレントビザで来てるのに、実際には接客していたから」というものでした。しかし何が悪いんですかね?あれ⁉️不謹慎かな(-_-;)
だから「タレントビザ」なんてややこしいものはやめて、「ホステスビザ」というものを認めるようにドゥテルテ大統領から日本政府に持ちかければいいと思うのです。
そもそも何が悪いのか?「業種が悪い」というなら、キャバクラも認めなければいいのです。外国人のホステスだけを認めないのは不公平じゃないですか⁉️
学歴がなくても、英語が出来なくても、中身はともかく、女性ならばセレブになれる可能性もあるという夢こそがこの国を救う一手と考えてます。フィリピンへの送金も期待できますしね。大まじめですよ!!
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