皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) いや～最近はYouTubeの編集ばかりやっていて、ブログの方はすっかりご無沙汰になってしまいました。読書の皆さん、申し訳ありません(-_-;) で、今回は自動車教習所(バイク含む)の話です。
ここはダバオ市のトリル地区、うちの近所の教習所で数ヶ月前に出来たばかりです。この日は親戚の子が「車の運転免許を取りたい」と言うので連れてきました。
そもそもフィリピンの運転免許取得は非常にカンタンなものだったのですが、昨年から法が変わり、教習所での講習が義務付けられました。以前は「受ければ通る」というような代物だったのですが、ドゥテルテ大統領になってから厳しくなりました。
妻が運転免許を取得したのは2年ほど前ですが、実は一度落ちました(-_-;) 試験問題は以前、毎回同じ内容を繰り返し使われていたそうですが、3〜4年ぐらい前から試験問題の内容は毎回変わることになったようです。ちなみに妻はダバオ市内のLTO(陸運局)は混むので、市外のディゴスまで行きました。
試験問題の中には「運転する際にシャブ、コカイン、マリファナの中で一番やってはいけないのはどれ？」という問題もあったそうですが、妻がそんなのわかるわけないでしょ！で、正解はコカインだったそうですが、答えは「全部ダメ」でしょ～！！！！！
フィリピンでは運転免許試験を受ける際、教習所で受講した終了証が必要になりました。以前はそんなのなかったのですが、フィリピン人の運転マナーはあまりにも悪いのが多く、こうせざるを得なかったようです。交通事故も多発してますしね。
しかも以前はスチューデントパーミットなるものがあり、それがあれば1年は運転できたのです。このスチューデントパーミットはLTOに申請するだけで、誰でも無試験でもらえるものなので、これで実際に運転されたら交通事故が増えるのは当たり前です。
で、教習所の必須時間は15時間・・・って、15時間だけなんです。受講の仕方によりますが、15時間は最短なら2日です。そして費用は諸々込みで、ここは2500ペソ(5500円)だそうです。
ちなみに実際に運転するのはまた別にドライビングスクールがあり、そちらはかなりの高額なので、一般的なフィリピン人は通うことはまずありません。そしてこの教習所で、この車で練習する人はまずいないそうです。
しかしLTOでの運転免許試験では、実際に運転する実地試験もあるのです。つまり一般的なフィリピン人は無免許の状態で「家のまわりを運転して練習してる」ということになります。
ここダバオ市は車はそうでもないのですが、バイクの無免許運転がめちゃくちゃ多いのです。中学生でも運転してるし、中には小学生でもバイクを運転してるのがいます。まさに無法地帯ですよね。
以前私がフィリピンで運転免許を取得した際、「なんで日本人は日本の運転免許証の書き換えだけでいいんだ？なんでフィリピンの試験を受けなくてもいいんだ？」とLTOのスタッフに聞いたら、「日本の運転免許は世界で一番信頼できる。かなり厳しい試験のはずだから」と言われました。たしかにそうかもしれませんが、日本は左側通行でフィリピンへ右側通行です。この点は気にならないんですかね。
しかし「受講費用2500ペソ(5500円)」というのは気になります。この金額、ダバオ市内の平均的な日給の6～7日分ですよ。つまり貧困層がこの講習を受講するわけがないのです。で、この結果どうなるか？無免許が増えることになると思います。
もちろん警官がいそうなとこは走らないでしょうが、私が住む村(2万人のバランガイ)には警官などめったにいないので、村の中は無免許の運転者であふれることになるでしょう・・・つーか、すでに実際そうなってます。
あと「警官が見てなければ何をしてもいい」という市民性も加わると(中間所得層以上は除く)、残念ながらここダバオ市は、無免許運転が溢れかえることになりそうです(-_-;)
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