そうだ!フィリピンに住もう

ダバオ Davao Dabaw byえくえく

感染拡大抑止のウルトラCがあった@フィリピン

皆さん、こんにちはえくえくです(#^.^#) 昨日あるニュースを見て、「これが感染拡大防止のウルトラCだ!」と思える作戦を目にしました。では今回は「ウルトラC」を考えていきたいと思います。

 

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上の表の3番目の人がうちから300mのとこに住んでいて、現在そこは厳しく封鎖されてます。日本の方は「そこまでする必要があるのか?」と思われるでしょうね。しかしここには、そこまでする必要があるのです(-_-;)

 

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上の画像はうちの全面道路で、左側に私の家があり、道を隔てた右側に40軒ほどのスクワッター(不法居住者)の集落があります。

 

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そしてスクワッターの子供たちに「pag mask mo naaaa(マスクしろよ)」と注意すると、こういうことをするのです。子供とはいえ、さすがに頭に来たので、この集落の長にこの画像を見せたら、私にケツを見せたこのガキどもは、それからうちの前を通ることはなくなりました。

 

 

しかしよく考えてみれば、この子供たちにも言い分はあるはずなのです。私は親を知ってますが、マスクしてるのなんか見たことないのです。親がしてないマスクを他人に注意されて頭に来たのでしょうね。

 

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なわけで、うちの家族は前面道路に歩いて出ることはまりません。外では「リードのない猛犬がウロウロしてる」のと同じ状態ですからね。コロナ以前はそれも楽しく、私は「それがフィリピンの醍醐味」ぐらいに思ってましたが、今はウザイだけです。上の画像は義弟嫁ですが、赤ん坊を連れて外を歩くことは、ここでは自殺行為なので、裏庭をいつもぶらぶらしてます。しかし・・・

 

しかしこういう民度の低さを表すような事象は、私が住むダバオ市だけではないのです。先日、マニラ首都圏で最も感染者が多いケソン市では、カラオケ大会、誕生会、飲み会が原因でコロナ感染が増加したというのです。さらにベルモンテ市長はロックダウン実施中に、飲み会、大喧嘩、バスケ、制限を超える集まりなどが行われたと指摘し、「これにより感染者が増大した」と住人を非難してます。

Videoke sessions, birthday parties lead to rise in COVID-19 cases in QC

 

 

もうこの手の民度の低さを挙げるとキリがないのですが、ではこの国はどのぐらい感染者が増加すると思いますか?フィリピン大学(UP)の専門家チームは「コロナ感染者数が8月末までに最大9万5千人」と予測してます。

 

このUPは国立大で非常に優秀な生徒が集まる大学ですが、一方ではアキノの息がかかっており、授業でN○A(実質テロ集団)の洗脳教育を、一部の生徒に行うという非常に微妙な大学なのです。しかしUP専門家チームの「6月末の感染者数予測4万人」はほぼ当たったので、今回も無視はできません。

COVID-19 cases may hit 61,000 to 95,000 by end-August – UP experts

 

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よく「マスクで100%防止できるわけではないから、マスク装着には意味がない」という意見を耳にします。これはっきり言って、完璧主義者のたわごとです(-_-;) たしかに目などの軟部組織からも感染はするらしいので、マスクで100%防止というのは無理かもしれません。しかし効果はあるのです。

 

たとえばコロナ感染者がマスクをして咳をしたとします。マスクの質にもよるそうですが、マスクをしてればウィルスの飛散は1m程度だそうです。つまりマスクをしてれば、3m離れたとこにいる人には感染する確率は減るのです。「100点取れなきゃ0点でも同じ」という考え方はあってもいいと思いますが、人の命が係わる場合にこれはダメです、キッパリ!!

 

そして昨日、ラプラプ市で「これだ!!」と思える施策がありました。内容は「マスク違反者(未装着者)の情報提供者には、罰金の半分をあげるよ」というものでした。つまり「チクリ作戦」です。これには証拠が必要で、違反者を警察または地方自治体のホットラインに、証拠としてビデオか写真を提出するというものでした。

https://www.bworldonline.com/lapu-lapu-city-mayor-asks-council-to-pass-law-for-informants-reward-vs-face-mask-violators/

 

はっきり言って「もうこれしかない!!」と思います。この国ではECQ、GCQ、MGCQなど、税金を投入していろんな規制をやりましたが、この「チクリ戦法」に勝るものはないと思います。前日のマスクをしない連中も、街中に出掛ける時は罰則があるので、必ずマスクをするのです。

 

しかし警察官のいない2km先のとこに買い物に行く場合はマスクをしません。つまり自粛という概念がない地域では、警察官の数が足りないのです。私の家の真ん前の人はバランガイポリスで、毎日マスク違反者を探しにこの地域をパトロールしてますが、ただ単にパトロールしてるだけなんです(-_-;) そりゃそーです、「貧乏人が貧乏に罰金を科す」なんて、できるわけないでしょ?しかも自分の利益になるわけでもないし・・・

 

では誰がチクるのか?それは今回最も被害に遭っている中間所得層の人たちです。この「証拠写真を撮る」という行為、貧乏人同士ではなかできないと思います。やればトラブルになりますからね。そこで活躍すべきは、身勝手な人たちのために最も犠牲になってきた「中間所得層の人たち」ではないかと思ってます。尚、富裕層の人たちはマスクをしないでブラブラしてる連中を見かけることもないだろうし、そもそも1%しかいないのだから、全くあてにはしてません。

 

 

この国の民度の低さで、フィリピンはどれほどの打撃を受けたのか?都市部はもう一部医療崩壊しており、コロナ以外の疾患の方が病院へ行けず、バタバタなくなってます。そして先日、セブの邦人の方も病院を5軒もたらいまわしにされ、亡くなってしまいました(-_-;) また経済打撃も計り知れぬものがあり、「フィリピン人の38%が5割以上減収」で、東南アジア主要6カ国では最悪になってます。

まにら新聞 - 経済打撃... | Facebook

 

尚、この新聞社の意図はわかりかねますが、「防疫規制で収入が半分以下になったフィリピン人は38%」の表現については、「防疫規制してなければ、このぐらいでは済まなかった」とご理解ください。まあ今ごろは経済指標だせるような状況ではなく、街中にはコロナ以外の病気の人が横たわっていたでしょう。

 

しかしながらダバオ市では今、新しい経済が確率しつつあります。それは「バーター(物々交換)」です。経済指標には全くの載らないこのバーターですが、私のまわりではもうこればっかりです。たとえば「おむつと卵を交換」とか「粉ミルクと植物を交換」など、現金のやり取りなしのバーターが、ネットを介してかなり頻繁に行われてます。

 

あと特筆すべきは「労働と物の交換」です。たとえば「屋根直すから、お宅のニワトリ一羽ちょうだい」みたいなこともずいぶん増えました。お互いにお金がないことがわかってる者同士の生きる知恵なんでしょうね。しかし・・・

 

しかしマニラはどうなんですかね?いまだに「お金ない~」とピーピー泣いてるマニラ市民がテレビに映し出されますが、彼らはバーターはやってるんですかね?ずいぶん強盗やひったくりが増えたと聞きますが、彼らにバーターという考え方はあるのでしょうか?それとも現金しか見えないのか?首都圏のことはよくわかりません(-_-;)

 

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まあそんなこんなで、ダバオ市では貧乏人もたくましく生きてます。しかしそれができるのは元気だからです。アントニオ猪木先生の「元気があれば何でもできる」は、今のフィリピンにはピッタリの言葉だと思います。

 

この国はざっくり言うと「1%の富裕層と9%の中間所得層、60%の低所得者層、30%の貧困層」で構成されてますが、60%の低所得者層と30%の貧困層、つまり9割の国民のうちの8割ぐらい(国民全体では7割)については、ぶっちゃけ今から民度を上げるのは無理だと思います。今さら教育なんかしても、コロナ禍には間に合いません。

 

私は貧乏人が貧乏人の首を絞めるようなことはさせたくないのです。元気さえあれば、お金がなくても、バーターみたいに何でもできますからね。そのためには「チクリ作戦」が最も有効と考えてます。「チクリ作戦で規制をやめよう」みたいなキャンペーンをやってもいいように思ってます。これにはお金がかかりませんから。

 

とにかく国民自らの手で感染者を減らし、国に規制をやめさせるのです。今のままでは、政府も各自治体も「国民の命を守るために」規制をせざるを得ない状況に追い込まれてます。そして資金も枯渇してきており、このままでは政府と国民が共倒れになってしまいます。

 

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実は先ほど私は、「Davao city reports」にメールを送りました。今までもことあるごとにメールを送っており、それなりに対応してくれたこともある「市民の目安箱」のようなものです。もちろん「チクリ作戦」については、ラプラプ市の動向を見極めた上でのことですが、考えることだけは先にもできます。しかもダバオ市の場合はタバコの条例で、かつてこの「チクリ作戦」とやった実績もあるのです。で、内容は・・・

 

「よくご存じだとは思いますが、ダバオ市民の民度だと、このままでは永遠に規制しなければなりません。一説には市の資金の枯渇してきたと聞いてます。虎の子の資金は経済政策と医療関係に回し、ラプラプ市のチクリ作戦をダバオ市でも導入したらどうでしょうか?それは私のような外国人も含むダバオ市民のためでもあり、2022年のサラ大統領実現のためでもあります」です。もちろん内容は英語ですよ、明日見てくれるかなあ・・・

 

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