そうだ!フィリピンに住もう

ダバオ Davao Dabaw byえくえく

フィリピンはなぜ新規感染者数が減らないのか?

皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) いや~世界的なパンデミックになっちゃいましたね。で、今回は私が住んでる国「フィリピン」にスポットを当てて考えてみたいと思います。結論から言うと、おそらく感染者数など目に見える形では、6月中旬に第二波が来る可能性が高いと思ってます。

 

また感染症の専門家であるフィリピン保健省のエリック・タヤグ氏も新型コロナ第二波の可能性を示唆しました。しかしそれは専門家でなくても、この国の様子を見てれば誰でもわかることなのです。

Relaxed quarantine measures may cause second wave of COVID-19 cases, health official warns | News | GMA News Online

 

1. 規制緩和後の現状

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上の画像はターラックという所の様子です。防疫封鎖が少し緩まった5月16日以降、全国各地でこういう状態になってます。仕事始まりの人も多いからです。ちなみに外出許可証なしの人も2割ほどいて、引き返したために渋滞になったという説もあります。

https://twitter.com/gmanews/status/1262342786902188033?s=21

 

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上の画像はカインタという所ですが、ソーシャルディスタンスなんてものはなくなってしまったのです。私が住むダバオ市も似たようなもんで、警察官やガードのいないところでは、外でもマスクすらしてない人がたくさんいます。

https://twitter.com/news5aksyon/status/1262229182416707584?s=21

 

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上の画像はうちの隣の妻の実家ですが、義弟2人にそれぞれ1歳と2歳の子供がいるので、用事がある人へ「マスクをしてください!!」という張り紙をしてます。でも8割型はそんなの無視です(-_-;) つまり人にうつすことなど、何とも思わない地域なのです。ちなみにダバオ市内の友人知人に聞いても、だいたいそんな感じだそうです(-_-;)

 

アンケートに答えて謝礼をもらおう

 

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規制緩和後のマニラのモールが混雑してしまった問題で政府広報ロケ氏は「感染者がさらに増えるならば、医療崩壊を起こないよう再度厳しいロックダウンをする」と警告しました。しかし日本の皆さんは不思議だと思いませんか?なぜモールにと・・・。それはこの国の国民には「自粛」という概念がないからなのです。つまり日本のように国民に直接お願いをしてもどうにもならないので、第三者による規制しかないのです。

Palace warns Metro Manila to be on lockdown again if coronavirus cases rise

 

2. 集団免疫説

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日本は明らかに収束傾向ですよね。素晴らしいと世界が絶賛する「ジャパニーズミラクル」の謎を解くことが、コロナ対策になるような気がしてます。自粛ができる国民性とはいえ、防疫封鎖なしで収束傾向がある国、それが日本です。

 

「医療体制がいい」とか「アビガンが有効だった」或いは「BCGが有効だった」「納豆やわかめがいい」などいろんな説がありますが、BCGについては、フランスでも2007年までは定期接種してたのにあの状況ですから、エビデンスとしては少し弱いような気がします。フランスの感染者や死者はほとんどBCG接種をした13歳以上ですからね。

 

そして最近取り沙汰されてるのが「集団免疫説」です。但し私見ではありますが、これほど不確定要素が大きいものはないと思ってます。というのは、免疫力は個々で差があるものだからです。また山中先生の言われる日本人特有の「抗体」についても、早く解明してもらいたいです。

「なぜ日本の新型コロナ死者数は少ないのか?」山中伸弥が橋下徹に語った“ファクターXの存在”(文春オンライン) - Yahoo!ニュース

 

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そして仮に「集団免疫を日本人が獲得した」ということだとしても、それは体質や生活習慣により日本人は免疫力が高い(または抗体がある)民族だからであり、その集団免疫力をフィリピン人にあてはめるのは大変危険だと思ってます。それはフィリピン人は免疫力が高いとは思えない民族だからです。

 

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また感染者のいるヨーロッパの中で唯一厳しいロックダウンを行わず、ウィルスに感染される人を増やして「集団免疫」を獲得し、感染拡大第二波を防ぐという政策を取った国があります、スウェーデンです(画像はステファン・ロベーン首相)。しかし今、感染者死者共には増加し、スウェーデン国内でも政策については疑問視する声が多くなっています。

 

そしてスウェーデンでは、高齢者施設でさえマスク着用が推奨されておらず、なんと持病がある子どもでさえ感染した場合のリスクが高いと正式に見なされてないそうで、スウェーデンの極端な「集団免疫戦略」は失敗したと言わざるを得ません。私はスウェーデンのことはよくわかりませんが、そんなに免疫力が高い民族なのでしょうか?あと山中先生が着目した「抗体」を持ってる民族なのでしょうか?

コロナ独自路線のスウェーデン、死者3000人突破に当局の科学者「恐ろしい」 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 

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そして昨日までのフィリピンはこういう状態です。いっこうに収束傾向にはなっていません。私はフィリピンの永住者なので、世界で今「ジャパニーズミラクル」と呼ばれる日本人の謎を解きながら、この国が良くなればいいと思ってます。フィリピン人は集団免疫を獲得できるのか?「その鍵は肥満と糖尿病ではないか?」という前提で話を進めます。

 

3. 肥満率

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最近「太っていると重症化リスクが高い」というのをよく聞きませんか?というのは、コロナウイルスの重症患者には肥満が多いことがわかってきたからです。肥満の人は普通体型の人に比べて免疫力が低いのですが、肥満人口は世界的に増大しており、コロナの被害が世界各国で深刻化する一因にもなってるそうです。私が住むダバオ市もそうです。10年前と比べてどれだけ肥満が増えたか・・・

 
コロナの感染者数、死者数ともに世界最多となってしまったアメリカでは、重症の新型コロナ患者と肥満とを結びつけるデータが相次いでいるそうです。アメリカ政府の疾病対策センター(CDC)が基礎疾患の有無も含めた基礎疾患情報を確認できた新型コロナ感染者7162人(3/28時点)のデータを分析したところ、最も多かった基礎疾患は糖尿病の784人で全体の10.9%、次に多かったのが慢性肺疾患の656人(9.2%)で、3番目が心血管疾患の647人(9.0%)だったそうです。

 

さらにこれを入院患者に絞ると、感染して入院した1037人のうち、糖尿病は251人(24%)、慢性肺疾患は152人(15%)、心血管疾患は242人(23%)となり、比率は約1.6倍から2.6倍に上昇。また集中治療室に運び込まれた重篤な患者457人に限ると、比率はさらに高まり、糖尿病が148人(32%)、慢性肺疾患が94人(21%、心血管疾患が132人(29%)となったそうです。つまり重篤患者の3人に1人が糖尿病だったことになります。

新型コロナの重症化リスク、肥満要因が鮮明に(猪瀬聖) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

もちろん太っている人が全て糖尿病や心血管疾患になるというわけではないのですが、肥満が原因の場合が多いということです。

 

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そしてイギリスではコロナ感染者の重症化と肥満との因果関係を示すデータが出ています。英国のICUの調査機関であるICNARCは、英国各地のICU施設に運び込まれたコロナ感染者672人のBMI値を公表しました。BMIとは体重(kg)を身長(m)の2乗で割った肥満指標で、WHOはBMI値25以上を「overweight(太り気味)」、30以上を「obesity(肥満)」、40以上を「severe obesity(深刻な肥満)」と定義しています。

 

ICNARCによるとその672人中、太り気味が231人(34.4%)、肥満が208人(31.0%)、深刻な肥満が45人(6.7%)となり、合わせるとなんと「72%の人が肥満」であることがわかりました。

 

で、世界各国の肥満率を調べたところ、日本の成人肥満率は4.5%で、世界ランキングの順位は166位でした。そしてアメリカは31.8%で24位、イギリスは24.9%で47位とここまでは納得なのですが、フィリピンの順位は・・・

世界・成人の肥満率ランキング(WHO版) - 世界ランキング

 

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フィリピンの順位は6.4%で148位・・・ありえない!!そんなことあるわけない!!この国はぶっちゃけデブだらけなんですよ(-_-;) 特に私が住むダバオ市は自然豊かで食べ物が豊富なせいか、肥満率はどんなに低く見ても25%で、国全体では15~20%ぐらいではないかと思います。ちなみにダバオ市中心部のモールへ行けば、女性の肥満率は軽く50%は超えます。私はこれでWHOのデータがあてにならないものだと確信しました。

 

そもそもWHOのBMIの算出方法に問題があります。BMIとは「体重(kg)を身長(m)の2乗で割った肥満指標」なのですが、肥満率とは本来体脂肪率のことなのです。この身長と体重だけで算出する方法ならば、運動選手の大半は肥満ということになってしまいます。たとえば現役時代の浜口京子選手ならば、肥満ということになっていたでしょう。それは同じ体積で、筋肉は脂肪の2倍の重さがあるからです、2倍ですよ。

 

但し逆に言えば、それだけフィリピン人の体脂肪率は高いのかもしれません。見た目あれだけ太めがいて、本当に肥満率6.4%ならば、「どれだけ筋肉ないんだよ!!」ということにもなるのです。考えてみれば小学校から通学は何らかの乗り物に乗って歩かないし、そもそも体育の授業なんて、ほとんどないわけですから、筋肉量が少ないのは当然のことなのです。さらに気候の関係でマラソンなどの授業もないので、筋持久力が弱く、心肺機能も低いのです。 

 

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上の表、あり得ない国が1つありますよね(-。-; これがWHOのデータです。肥満率の算出方法と言い、この組織のデータがいかにあてにならないかと実感しました。私はフィリピン人の肥満率の高さから情報を組み立てて免疫力の低さを実証しようと思ったのですが、これだと想像の範囲を超えることはできませんでした。

 

4. 糖尿病の羅漢率

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で、WHOの肥満率データはあてにならないので、糖尿病の羅漢率を調べてみたら、日本は5.12%で世界157位だったのはわかるのですが、フィリピンがなんと6.86%で106位!!これも絶対ありえない~!!!!!

 

世界平均が8.56%で、それを下回ってるなんて絶対ありえません!!この国は「糖尿病の国」と言ってもいいほど糖尿病患者が多い国なんですよ。ジョリビーなどファストフード店でも、政府の糖尿病対策としてコーラを出さないケースが多いのです。でも普通にスプライトを出してるのはよくわかりませんが(-_-;)

 

尚、IDF(国際糖尿病連合)のデータも先進国分については、一定の整合性があるとは思いますが、途上国については適当な数字(後記)だと思います。したがって肥満率、糖尿病羅漢率の観点からはフィリピン人を考察するのが難しいと判断しました。

IDF Diabetes Atlas 9th edition 2019

 

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日本の皆さんは「フィリピンは貧しい国だから痩せてる人が多い」と思ってる方が多いですよね。全然違います!!この国では富裕層のみならず、貧困層にも肥満の人が多く見られます。「ホームレスで肥満」なんてのもざらにいるんですよね。そして貧困層ほど炭水化物中心の食事になり、動くのを嫌がります。また貧しい人々は診療を受ける機会がめったになく、経済的理由で十分な治療を受けられません。

 

したがってフィリピンの糖尿病羅漢率には貧困層の数字はあまり含まれてないのだと思います。つまり実際は糖尿病なのに、それがわからない人がたくさんいるのと、医療機関がその数を把握していないということです。ちなみにフィリピンの貧困層は国民の約40%と言われています。

 

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ちなみに貧困層でもなぜ太れるか?日本の皆さんは不思議に思われるでしょうが、その一つの例として都市部の「パグパグ」があります。道端でバナナなど果実が採れ、海で魚が釣れる自然豊富なダバオではまずないのですが、マニラの貧困層はいまだにパグパグをやってるそうです。そして貧困は募金やチャリティの格好のエサになり、商業的にクローズアップされますが、本質的な問題である職業機会を誰も与えようとはしません。まあこれは余談ですが・・・

パグパグ - Wikipedia

 

住宅ローンの見直しはモゲチェック

 

そして2030年には少なくともフィリピン人600万人が糖尿病にかかるだろうといわれていますが、個人的にはそんなに少ないはずはないと思ってます。人口そのものも増加傾向ですからね。

 

尚、IDFの発表では「世界の糖尿病人口は劇的に増え続けており、2019年現在で糖尿病有病者数は4億6300万人で、2017年から3800万人増えた」となっています。そして糖尿病有病者数は、有効な対策を施さないと、2030年までに5億7800万人に増加すると予測されています。但し世界的な傾向をアバウトに捉えても、あまり役には立たないような気もするのです(-_-;)

世界糖尿病デー 世界の糖尿病人口は4億6300万人に増加 糖尿病が大きな脅威に | ニュース | 糖尿病ネットワーク

 

5. フィリピンの医療

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上の表は私が住むダバオ市を含むダバオ地方の状況です。首都圏マニラやセブと比べると少ない数になっており、当初から卓越した決断力と迅速な行動で、厳しいロックダウンを実践してきた大統領の娘「サラ・ドゥテルテ市長」の手腕が光ってます。そして治癒率50%は、全国平均22%と比べてかなり高いのです。しかし・・・


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しかしフィリピン全体で見ると、重症感染者を収容できる病院のベッド数は13295床しかないのです。つまりフィリピンは今、ギリギリのせめぎあいなのです。


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また軽い症状の感染者や経過観察する施設(隔離施設)のベッド数は46168床あるのですが、あまりいい環境ではないらしく、よく逃げ出す人がいて(後記)、感染拡大する一つの原因になってます。

 

またフィリピンには致命的な問題があるのです。世界的には、コロナ発症から入院(検査結果確定)までの期間は7〜10日程度です。 しかしフィリピンではなんと15~20日間かかってしまうのです。つまり他国に比べて1週間以上長い分、家族や周囲の人にウィルスをうつしてしまう可能性が高くなるのです。

 

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その一つの原因は検査できる医療機関が少なく、全国で24しかないことだと思われます。フィリピンの人口は1億人ですから、日本とさほど変わらないのにです。私が住むダバオ市にはSPMCという総合病院があり、そこで検査したり治療を受けたりすることができるのですが、ダバオ地方でたった1つだけなんです。

 

つまり日本で言えば「愛知県、三重県滋賀県岐阜県静岡県」で、管轄病院が一つしかないということなので、ロックダウン中ということもあり、行くまでの交通手段に難がある場合があるのです。

» 【新型コロナウイルス検査】フィリピン保健省が認定した24ヶ所の医療機関をご紹介します ブログ | フィリピンプライマー

 

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しかし医療機関の少なさだけが原因とは思えません。ではなぜフィリピン人は発症から入院までが長いのか?まずは地域性、つまり「村八分になるのが怖くて検査を受けられない」ということがあるように思います。これは実際にあったうちの近所の話ですが、ある人が脳梗塞で倒れ、救急車を呼んだのです。で、来たのはダバオ市コロナ指定病院SPMCの救急車でした。

 

すると私の村は騒然となり、パニックになりました。中には「コロナコロナ~」と大声で叫ぶ人もいたぐらいです。火事かっ!!で、その脳梗塞で倒れた方の家はサリサリもやっていたのですが、サリサリどころか、その人の家の前を通る人すらいなくなりました。で、それがコロナではなく脳梗塞だとわかったのは1週間後だったのですが、それでもその家の前を歩く人はいないのです。

 

というのは「SPMCに行った」ということ自体で、感染リスクがあると思っているからです。これはSPMCの医療従事者も亡くなっているので、あながち間違った考え方とも言えないのです。つまりコロナ指定病院に行くということは、感染リスクも伴っているので、たとえ重症化しても、家族が行かせるのに躊躇してしまうのです。これはおそらくフィリピンの他の地域でも同じようなことはあるはずです。

 

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あともう一つは費用負担の問題なのです。ぶっちゃけ、いまだにどうもハッキリしないのです。フィリピンには「PHIL HEALTH」という任意の健康保険があるのですが、ここも最初は「感染してた場合は全額負担」と言っていたのを途中で撤回しました。ある人は「入院して退院するまでの費用300万円だった」という報告もあり、やはりその金額にはビビッてしまうのでしょう。もちろん私もですが。

COVID-19 patient's hospital bill reaches P3M | News | GMA News Online

 

ちなみに前述ダバオのSPMCは公立病院で、元々困窮者には無料の病院なのですが、検査を含めた費用についてはどうもハッキリしないのです。その額は人によってまちまちだからです。そして中には結局病院へは行かず、亡くなってから検査したらコロナ感染者だったというケースも少なからずあるのです。で、こういう場合は当然周囲の人も感染しているわけです。

 

6. 隔離施設からの脱走

www.facebook.com

これはダバオで日本から来たフィリピン人の姉妹が、コロナ感染を知っていながら隔離施設から脱走したということです。で、この後御用となり、SPMCで治療を受けました。しかしジプニーを利用したので、接触した可能性のある人すべてを特定することはできなかったのです。

 

newsinfo.inquirer.net

これは先日、ケソンに住む49歳の男性がOFW(出稼ぎ)から帰国した際、2週間隔離施設にいなければならないのに、そこから脱走したという話です。コロナ陽性でした・・・

 

news.mb.com.ph

ダバオ市内には「23ーC」というあまり環境のよくない地域の隔離施設からコロナ感染者の脱走がありました。で、毎回この「23ーC」から逃げるやからがいるのです。それはたいていバジャウなのですが、どうも言語が違うらしく、説明しても理解していないのではという説もあります。ちなみにバジャウが脱走した場合、非常に危険なのです。それは路上で人に接近して物乞いをするからです。

水上生活者 - Wikipedia

 

とまあ脱走の例を挙げるとキリがないのです。日本では、感染を知りながら名古屋のフィリピンパブに行った男性と、山梨に帰省した若い女性の2人ぐらいしか例はないと思いますが、フィリピンでは脱走者だらけで、毎日のように隔離施設からの脱走者の報道があります。そして脱走した人はいろんな言い訳をしますが、共通するのは「他人様にうつすことなど何とも思わない」ということなのです。

 

もちろんフィリピン人が全てそうだということではないのですが、脱走例があまりにも多いのです。そして家族にまでうつしています。そして脱走する際には多くの人と接触してますから、当然感染経路も複雑になるのです。

 

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問題は隔離施設です。環境はあまり良くないそうですが、最大の問題はセキュリティが悪いことです。なぜそんなにカンタンに脱走できるのか?「犯罪者ではないから」と、収容されてる人たちの人権でも考えているのでしょうか?もし人権を考えるならば、隔離施設にいる少数の人たちよりも、ウィルスをうつされてしまうかもしれない一般市民の人権を考えてもらいたいものです。

 

フィリピンの人口は約1億人で隔離施設のベッド数は46000床、「(46000床÷1億人)×1万人=4.6人」ですから、1万人あたり隔離施設に収容されるのは4.6人ということになります。実際はキャパオーバーのとこもあるようですが、キャパに満たないとこもあるので、全国的に見れば、こんなもんだと思います。そしてその「1万人のうちの4.6人」の人権を考慮するから、「1万人のうちの9995人」が感染の危険にさらされるのです。

 

なぜ剛腕で今までこの国をリードしてきた大統領が、隔離施設に対しても強権ぶりを発揮しないのか?ぶっちゃけ不満です(-_-;) 1万人いるならば、9995人の人権と安全を保証するのが大統領の務めだと思います。

 

極端に言えば「収容所=刑務所」ぐらいの感覚で、収容されてる人たちが逃げないように管理してもらいたいと強く思います。予算的に隔離施設を居心地の良い環境にするのは難しいとしても、24時間監視の体制は取れるはずです。隔離したら逃げた、隔離したら逃げた・・・こんなことを繰り返していたら、いつまでたってもこの国の新規感染者数は減りません(-_-;)

 

あと今回の件で「自由とは何か?」をこれほど考えさせられたことはないです。自由の国アメリカの惨状はご存じですよね。「外出する自由」「お金を稼ぐ自由」「感染する自由」「人にうつす自由」「死ぬ自由」いろいろありますが、「人にうつす自由」だけはあってはならないものと考えてます。但しこれは「日本人的なモラルなのかもしれない」と最近感じるようになりました。

 

まとめ(所感)

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お食事中の皆さんには吐き気がするような画像で申し訳ありません。今回いろいろ調べたわりには「これは!!」というような決定的なエビデンスは見つかりませんでした。WHOのデータはかなりいい加減なものだと思います。

 

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フィリピン人の肥満率や糖尿病羅漢率もあてにならないですが、そもそも世界銀行貧困率がインチキくさいんですよね。「38.1%を記録した2000年からの20年間でフィリピンの貧困率がおよそ半減」とか言ってますが、実感としては信じられません。

貧困率は20.8%、20年間で半減と世界銀行が調査レポート(フィリピン) | ビジネス短信 - ジェトロ

 

あとは世界が注目する日本ですが、一定の傾向はあるものの、実際のコロナ感染死亡者数はどの程度信頼に値するものなのか?誰にもわからないと思います。たとえばイタリアでのコロナ死亡の死因、9割以上はは合併症で、肺炎の症状すらない心拍停止や脳溢血のケースが多々あるのです。

 

これを意図的に検査しないことも医療機関はできるわけで、現在「経営難」と危惧される日本の医療機関の看護師など医療従事者からは、「病院経営のために意図的に検査しない」ということをリークするケースも少なからずあります。はたしてこういう事が日本全体の1%なのか?20%なのか?数字を把握することは難しいはずですが、0でなくても1%以下であってほしいなと思ってます。日和見的ですが・・・

  

私は今回、前記の通り数字の正誤性については大きな疑問を持ちましたが、もう一つ感じたのは国民性です。「国が違えば人も違う」ということを世界各国認識してるのかなと思いました。仮に集団免疫説が正しいとして(或いは特有の抗体があるとして)、ジャパニーズミラクルと言われる日本人は、免疫力が高いから集団免疫を獲得できたではないのでしょうか⁉️

 

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特に宗教国に於いては「神以外の人間は全て同じ」とでも思っているのでしょうか?またスウェーデン政府は、政策前に自国民の免疫力を精査していたのでしょうか?いったいどういうエビデンスがあって、ああいう政策を出したのでしょうか?疑問だらけです(-_-;)

 

フィリピンもそうです。今回決定的なエビデンスは掴めませんでしたが、どう考えても免疫力が高い民族とは思えないので、スウェーデンのように「集団免疫に期待する」なんて政策が出てこないことを祈ってます。

 

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フィリピン人の死因を見てください!!2017年のデータとはいえ、心血管疾患を合計すると、なんと32.63%!!!!!つまり国民の1/3は心血管疾患で亡くなってることになります。但し病院に行けないで亡くなってる方も少なからずいるので、実際にはもっと高い数字なのかもしれません。

 

歩くことを嫌がり、偏食傾向が強く、体脂肪率が高く、平均寿命は68歳で、心血管疾患で1/3の人が死んでしまう民族・・・感染者数が増えれば、それだけ死者も増えるだけです。日本人とは違うのです。

https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/iryou/downloadfiles/pdf/countryreport_Philippines.pdf

 

しかしフィリピン人はそれに対し「だから何?」という程度で、患者本人のみならず、家族も節制に努めようという気がなく、その予兆に対しても無頓着で、不幸があってもたいてい「しょうがない」で、泣いて終わってしまいます。そしてコロナウィルスに対しては、非常に弱い民族だと言えると思います。尚、それはコロナ死亡率の高さにも表れてると思います。

 

私は日本人ですが、フィリピンの永住者です。正直言いますが、遠くの日本人よりも近くのフィリピン人の方が大事なのです。まあ日本人の皆さんから見れば、非国民かもしれないですよね(-_-;) そして近隣の私の一族200人はもちろんですが、体の弱いフィリピン人を死なせたくない一心で、今回情報を集めました。

 

そして鍵となるのは、やはり日本人の体質と生活習慣だと思ってます。「日本人に学び、フィリピン人を生かしたい」それが私の気持ちです。

 

死亡率を考えると、副作用の危険があるワクチンの接種は、唯一日本にだけは必要とは思えませんが、私が考えるコロナのキーワードは「日本人、食生活、運動歴、血栓、抗体、免疫力」の以上6つです。但しこれはまたの機会にアップします。あと山中先生の「抗体レポート」が待ち遠しいです。納豆とかわかめは関係あるのかな?とにかく今回は結論めいた物もない割には、とんでもない長文になり、大変失礼しました。ではでは!!

 

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