そうだ!フィリピンに住もう

ダバオ Davao Dabaw byえくえく

勝てば官軍 負ければ賊軍@フィリピン

皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) ただいまフィリピンではバラツキはあるものの、感染者の多い地域ではロックアウト(防疫封鎖)をしています。で、基本外出禁止ですから、食料の配給や補助金があったりするのですが、うちにはありません。で、今回は「それはなぜか?」という話です。そしてそれには日本の皆さんには想像できない特殊事情があるのです。

 

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上の画像は鶏肉と米で、先日うちの配給された物資です。しかしこれはバランガイ(村役場)からではなく、私的な配給なのです。


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配給してくれたのは、2年前のバランガイ選挙(村長選)で落選したこの人です。ちなみに元々は有名ジャーナリストです。

 

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そして上の画像は、今回食料を提供してくれたスポンサーの方々の名前です。

 

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集められた米は・・・


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こんな感じで小分けにされました。


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そして鶏肉も・・・


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地元に200人以上いる我が一族は、そもそも当時も現職だった悪徳村長(バランガイキャピタン)とは反目しており、前回の村長選は背水の陣で、この候補を強く支援しました。それはこの人が正義の人だったからです。

 

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選挙活動中、対立候補街宣車が通ると一触即発の気配がありました。私もいよいよ出番かと思い、何度も身構え、かつてのヤンキーの血が騒ぎました(-_-;)


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そして妻は当時も現職だった村長の悪行三昧をぶちまけるためにテレビ局を呼びました。テレビ局を呼ぶ前、「私は村長に殺されるかもしれないけど、あなたも危ないわよ」と妻に言われたのですが、私は泣き寝入りなんて大嫌いですから、さすが我が妻だと思いました。共に闘うだけですから(#^.^#)


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そして我が一族の中では、辛うじて一人だけジュニアカガワッド(青年評議員)を村役場に送り込むことができました。何の力もないですが、情報はそこから得られるということです。ちなみに上の画像真ん中の子で、妻のいとこです。現在はカレッジの警察官コースに在籍してるので、近い将来警官になるのが楽しみです(#^.^#)

 

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そして昨年、妻の叔父の家がマシンガンを持った暴漢に破壊されました。その叔父とは先ほどの青年評議員になった子のお父さんです。目的は明らかにデベロッパーによる立ち退きを目的とした威嚇でしたが、警察も村役場は一切ノータッチでした。

 

この叔父は以前村役場の評議員をしてたのですが、悪徳村長に意見したために、5〜6年前に解任されました。尚、この様子については以前ブログにアップしてるので、よろしければご覧ください。

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まあそういうわけで、たとえロックダウン中でも、現村長と反目する我が一族に、食料の配給や補助金などあるわけないのですが、そんなことにいちいち文句言う我が一族ではありません。お金はなくても皆プライドは高く、私は誇りに思ってます(#^.^#)

 

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しかしそれを察したのか、前回落選した候補が個人的に生きた鶏を我が一族に配給してくれました。上の画像は地元で200人を超える一族の長である義父で、ちなみに13人兄弟の長男です。落選した候補者はおそらく「自分を支援したために、この一族は冷や水を飲まされてるはず」という思いで持ってきたのでしょう。フィリピンにも義理人情はあるのです。しかし実は前回選挙の前から反目してたんですけどね(-_-;)

 

私の地域のバランガイ選挙は巨大な利権が絡みます。私のバランガイはDumoyと言い、アポ山の麓に位置し、水源地であり、豊富なフルーツが産出され、ペプシなど有力企業の工場があり、つまり利権の宝庫なのです。尚、村と言っても2万人程度の人がいます。そして現村長を支持するのは、人口の4割いるスクワッター(不法居住者)の人たちです。

 

そして選挙の時に各スクワッターの家庭に100〜150ペソ渡していたのは公然の事実。つまり一世帯分の票は、たった200〜300円で買えるのです。しかし我が一族が強く支援した候補者は、この悪徳現職候補にわずか100票差で負けました。つまり不法居住者100人だけ買収すれば勝てたのです。しかししなかった・・・だから賊軍なのです。

 

 

そのスクワッターには巨大な利権があるのです。スクワッターを法的に立ち退かせることは可能で、立ち退かせた後の土地は、たいてい知らぬうちにデベロッパーの所有になっていて、宅地分譲されるか、私立学校になったりします。

 

そして立ち退かされた不法居住者たちには新しい住み場所がバランガイから提供されます。またスクワッターの困窮者はバランガイから一定の生活保護費をもらっており、私が住む地域は不法居住者とその利権を貪る村長のためにあるのです。なわけで中流家庭以上で村長一族としがらみがない人たちは、ほとんど現村長を支持していません。

 

そしてその手口は巧妙なのです。デベロッパーが宅地分譲をする際、その土地名義は元の地主まで辿りつけぬように、例えば3年で10回程度土地の所有者の名義変更を繰り返すのです。そしてそれを手助けするのが悪徳村長、つまりここのバランガイキャピタンと市役所内の内通者なのです。もちろんリベートは巨額です。

 

うちの地域のバランガイ選挙は投票率が約90%で、「投票に行くのは当たり前」という地域です。日本の方は国政に目を向けますが、フィリピンの場合はこのバランガイ選挙(村役場選挙)で、各家庭の生活はもちろんインフラ、つまり生活環境が大きく変わるのです。

 

たとえば私が住む地域は昨年、大々的に道路の舗装工事が行われました。しかしうちの前はもちろん、うちの一族が住む前面道路だけは、あからさまに舗装工事が行われなかったのです。理由はもうおわかりですよね・・・

 

そしてこの選挙、基本的には延期がなければ3年に1回なのですが、前回の選挙は6年目でした。本来は来年が選挙なのですが、今はこんな状況ですから、おそらく延期になるでしょう。次はいつになるかわからない選挙ですが、次は必ず支援する候補者に勝たせます。

 

前回選挙は家の建て替え中だったので、私自身時間の制約がありました。しかし次回の選挙支援には全精力を傾けられらます。危険が伴うかもしれませんが、そんなことは知ったこっちゃありません。私は外国人ながらフィリピン永住者で、そしてダバオの男で、一族と共にここで生きていくからです。とにかく勝てば官軍、負ければ賊軍、正しいかどうかなんて関係ありません。あきらめません、勝つまでは!ではでは!!

 

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