そうだ!フィリピンに住もう

ダバオ Davao Dabaw byえくえく

ペットボトルのプランターに秘められた思い@フィリピン

皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) 最近うちはペットボトルを利用して、植物のプランターを作ってます。先日、ダバオ市の野菜栽培コンテストの視察団がうちに来た際、「リサイクル度も評価になる」と言われたからなのですが、うちにはそれ以外に秘められた思いがあるのです。

 

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プランター作りの様子はyoutube↑に投稿してるので、ぜひご視聴くださいませ!!

 

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これが手作りプランターです。

 

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まずはカッターやハサミを使って、好きな形にカットします。

 

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それからペンキで色を塗ります。塗っているのは義兄です。

 

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これが出来上がった物の一部です。

 

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そして紐を取り付け、裏庭の木の枝に引っ掛けたりしてます。

 

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上の画像は私の家の裏口の塀で、ここにもペットボトルのプランターを置いてます。

 

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これはカップラーメンの容器です。


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これは豚です!!


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これはアイスクリームの容器に妻が花の絵を書いたものです。

 

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ダバオ市の野菜栽培コンテストはまだ審査段階で、うちはもう一度来るそうです。野菜栽培のポイントは、もちろん野菜の出来栄えで、これについては絶対の自信があるのです。実は最近、販売も始めたのですが、「うちの野菜は美味しい」と近所の人たちにも評判になってます。

 

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そしてもう一つの評価基準「リサイクル度」については、ペットボトルのプランターの他にセメントや米の袋、老朽化したバスケットボールや車のタイヤなどを利用しました。

 

さてどうなりますかね?楽しみです。ダバオ市人口150万人、対象者が多いので、野菜栽培コンテストで優勝できるとまでは思ってないですが、それでもうちの野菜栽培は成功し、今では公設市場に卸販売までできるようになりました。

 

そして何より市販のより美味しい野菜をただで食べれるようになりました。しかしうちが野菜栽培を始めたきっかけは、ダバオ市の奨励によるものではなかったのです・・・

 

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それはロックダウン直後、うちは村役場からの食料配給を期待できなかったからです。うちの一族は元々現在の村長(バランガイキャプテン)とは反目する関係にあり、前回の村長選も対立候補を強く支持し、そしてたった100票差で負けました。

 

そして案の定、ロックダウン直後から我が一族には食料の配給が一切ありませんでした、ゼロですよ、ゼロ。「貧しい人から」という大統領の意向はあったものの、ダバオ市内ではサブディビジョン内の住民も普通に食料の配給はありました。しかし我が一族には全くなかったのです。

 

それで私がビックリしたのは、我が一族の者は誰も不平不満を口にしなかったことと、村長選で負けた候補からかつての支持者に対して食料の配給があったことです。「村役場から公平な配給はない」ということは、私の村ではわかりきったことだったのです。

 

 

3月中旬からのロックタウンで外出もままならず、当時私はテレビばかり見てました。そしてニュースで不平不満を言うマニラ首都圏の人たちを見て、私も同じ気持ちになってました。しかし我が一族でそんなことを思ってたのは、私一人だけだったのです。今思えばカッコ悪いですよね。

 

私の村は2万人の人がおり、我が一族は近隣に200人以上はいます。義父が13人兄弟だから多いのです。そして配給をあきらめ、自助自立の道を黙々と歩んできた家族に、私は今回のロックダウンで誇りを感じるようになりました。

 

そして野菜栽培コンテストは、うちの今まで頑張ってきた一つの評価になります。優勝しなくても十分成果はあったのですが、私はなんとか家族に優勝させたいと思ってます。

 

 

村役場からは冷遇されてる我が一族ですが、幸い市の行政からは一目置かれ、今までも一定の配慮はしてもらってます。それだけに少しだけ期待してる部分もあるのです。

 

ここまでの話だと、うちはなんだか村役場にはやられっぱなしのように聞こえるでしょうが、そうではないのです。実は次の村長選で支持する候補者も決めてます。そして勝てば官軍、負ければまたゴニョゴニョということになります。まあ人生は勝つか負けるかですよね。

 

今回のコロナ禍、大変不謹慎ではありますが、「人の見極め」という意味では、私にとって大変プラスになりました。現地フィリピン人はもちろん、日本にいる方も「その人の人間の本質」が見えたからです。私にとってコロナ禍は、自分の家族のたくましさが見え、大変有意義な期間になりました。

 

なわけで野菜栽培はダバオ市の奨励によって始めたわけではないのですが、ペットボトルのプランター作りはコンテストの入賞狙いで始めたものです。そしてこれらのペットボトルのプランターには、うちの今までのいろんな思いが詰められているのです。

 

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