そうだ!フィリピンに住もう

ダバオ Davao Dabaw byえくえく

ダバオの公道は弱肉強食@フィリピン

皆さん、こんにちは。えくえくです(^_^) ダバオに来られる日本人の方とお会いすると、一様に「フィリピンで運転するのは怖い」と言われます。たしかにフィリピン人の運転は荒く、実質無免許みたいのも少なからず運転はしてるのですが、私は日本で運転する方が怖いのです(-_-;) 地域性もあるとは思いますが、東京や神奈川でずっと運転してきた私には、ダバオで運転する方が全然楽なことなのです。

 

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まず制限時速です。ダバオ市のみならずミンダナオには高速道路もなく(さらに電車もない)、ダバオ市内の道路の制限時速は、ほとんどのとこが30〜40kmですから、日本や高速道路があるルソンにお住まいの方から見れば、笑っちゃうようなトロトロ運転なのです(-_-;)

 

たまにスピード違反の取り締まりもあるので、ダバオ市内では時速50km程度で走るようにはしてますが、中心部へ行けばマニラ並みの渋滞があり、自転車の方が速いぐらいです(-。-; つまり一定の大きさの車に乗ってれば、「もしぶつかっても大したことない」ということなのです。

 

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しかし怖いのはバスやトラックなどの大型車で、特にバスはほとんど暴走族です。これだけは私でも怖いので、なるべく近寄らないようにしてます。ぶつかったら負けますからね。特に上の画像の大型バスはあれだけの大型車両なのに、まるでバイクのように車線変更を繰り返します。しかもかなり強引で、バス絡みの事故も多発してます(-_-;)

 

というのはダバオの場合、優先順位は「バスやトラックなどの大型車>SUVやピックアップなど大型乗用車>セダンなどの乗用車>小型乗用車>トライシクル>バイク>自転車>人」の順になっており、「ぶつかって強い方」に優先権があるのです。つまり「大きい順=ぶつかって強い順」がダバオの実質的な交通ルールで、まさに弱肉強食なのです!!

 

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で、私の車はこれ、大きい部類の車で、バスやトラックがいなければ、優先順位は最上位になります。なわけで右折左折や割り込み、渋滞時のUターンなど、私の車が動き出せば周りの車両はたいていスピードを緩めてくれるので、めちゃくちゃ運転しやすいのです。日本でもアメリカでも、こんな経験をしたことがありません。

 

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ここダバオでは、道路上の弱肉強食度はハッキリしてます。1年ほど前に身内の車、上の画像のトヨタWIGOと同型の車を運転したことがあるのですが、道路上の優先順位が全然違うので、何度もぶつかりそうになりました。それはまるで「交通ルールが違うのか?」と錯覚するほどでした。

 

私の車の場合、動き出せば周りの車両はスピードを緩めてくれるのですが、こういう小型乗用車の場合は、まわりの車両が全然スピードを緩めてくれないのです。要は車でも小型車だと、表現悪いけど「ナメられる」ということです(-_-;)

 

あともう一つ運転しやすい理由は、フィリピンとは全く関係ない私の心情にもあります。私は20代後半からずっと新車に乗り続けてきたのですが、およそ30年ぶりにここフィリピンで中古車を買いました。5年落ちの車で、買った時から傷が数箇所あるので、「少しぐらいならぶつけてもいいや」という気持ちで、毎日リラックスして運転してるのです。但し決して荒い運転をしてるわけではありませんよ。

 

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上の画像は、妻がバックする際にぶつけたリアバンパーです。移住の際に将来を考え、妻には2年前ダバオで自動車運転免許を取得してもらいました。で、取得後速攻でぶつけました(-_-;) でも全然OKなのです。なんせこの車は妻がぶつけてもいいように買った車ですからね。まあ新車なら泣きますけど(-。-;

 

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ところで皆さんは日本の運転免許をどう思われますか?ここフィリピンでは、日本の運転免許の評価がめちゃくちゃ高いのです。私も含めて日本の運転免許証がある人は、領事館の免許証翻訳さえ添付すれば、無試験でフィリピンの免許証をもらえるのです。つまり日本の運転免許は[「黄門様の印籠」のようなものなのです。

 

私は当時、フィリピンの交通ルールを完璧にわかっていたわけではないので、「なんで日本人はそんなに簡単に免許をもらえるんだ?」とLTOの職員に聞いたら、「日本の運転免許制度は世界一厳しいので、最高ランクの信頼に値するから」と言われ、ビックリしました。でも交通ルールは若干違うし、そもそも日本は左側通行なんですけどねえ。あと「世界一厳しい」ってホントなんですかねえ・・・

 

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フィリピンはホントに人の命が安い国です。加害者がアメリカ人や日本人の場合はまた別ですが、一般的なフィリピン人同士の死亡事故ならば、加害者からの補償額は最高でもダバオなら50万円程度です。人ひとりの値段が、最高でも50万円ですよ(-_-;) しかも任意保険に入ってる人なんて、まずいないですからね。

 

だから私はバイクには乗らないのです。妻にも絶対に乗せません。交通事故の被害者はたいていバイクですからね。死亡事故のみならず、私が住む地域には四肢欠損の方もやたらいます。それもほとんどバイクの事故によるものなんですよ。但し「だからこそフィリピン人は強弱関係には敏感」とも言えるような気がします。「ぶつかって死ぬのはどちらか?」をいつも考えながら運転してるのでしょうね。

 

実は私が不安なのは、日本に帰国した時に自分がまともに運転できるかどうかなのです。日本在住時でさえ、都心部の生き馬の目を抜くような道路交通事情には嫌気がさしてました。

 

私はここダバオでは、ウインカーも出さないし、車線のど真ん中を平気で走ったり、小型車やバイク程度なら、こっちに来てても正面から突っ込んで行くし、不必要なクラクションもたまには鳴らすし、大渋滞してる中でも転回するし、このまま日本でこれやったら、事故るか捕まるかのいずれかになりそうで不安なのです。ぶっちゃけ、やっちゃいそうなんですよね(-_-;) まあ帰国の予定はないのですが・・・

 

 

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しかし調子こいてると天罰は下るもんなんですね(-_-;) 先日、フィリピンで初めて駐禁を食らいました。しかも罰金はなんと1700ペソ(3500円)です!!これはダバオの平均的な日給の4日分です。私は金額を聞いて、立ちくらみがしそうになりました(座ってたけど)。

 

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しかも相手は高給取りの本ちゃんの警官だったし、道路に監視カメラもあるとこなので、袖の下も通用しない。せめて薄給の黄色ユニフォーム(LTOの職員)なら何とかなったのに(-。-; ドゥテルテ大統領になってから、警官の給与は2〜4倍と大幅に引き上げられ、「はした金(袖の下程度)で職を失うのはバカバカしいと感じるようになった」と以前知人の警官からも聞きました。

 

そして先日、駐車禁止で警官に袖の下を渡そうとしたフィリピン人が逮捕されたというニュースを見ました。以前は当たり前だった袖の下ですが、それが当たり前ではない国になってきたようです。まあそれでも監視カメラのないとこでは、一部やってるみたいですけどね(-_-;)

 

まあそういう感じで、ダバオでの運転はいろんな意味でヒジョーに楽なのです。但し私は本来「引きこもり系のおじさん」なので、運転そのものがあまり好きではなく、早く妻に一本立ちしてもらいたいとも思ってます。ではでは!!

 

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