そうだ!フィリピンに住もう

ダバオ Davao Dabaw byえくえく

フィリピン移住の心得 完結編

皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) 今回は前回の続きで、これで完結です。その1は「お金に纏わる話」で、その2は「心持ち」でしたが、今回は「移住したらまずどうするか?」という話です。で、先に結論ですが「徹底的に様子見!」です。尚、前回のブログはこちら↓です。

フィリピン移住の心得 その2 - そうだ!フィリピンに住もう

 

1. しばらく様子見

f:id:davaomania:20191217114818j:image

めでたく(?)フィリピン移住したら、しばらくは全て様子見です。日本で「フィリピン行ったらこれやろう」とか「フィリピンでこの商売やろう」と思われてた方は、一度ギアをニュートラルに戻してください。残念ながら、たいていその通りにはできませんからね(-_-;)

 

期待に想像膨らましてる方には大変申し訳ないのですが、この国は信じられないようなひどいことが普通に起きます。もちろん何かやりたいことがあれば、一定の計画があってしかるべきだとは思いますが、大雑把な計画でいいと思います。念密な計画は時間の無駄なので、その時間は、日本でお金を稼ぐのが得策だと思われます。

最大15万円のお祝金を貰うなら『ギガバイト』

 

2. 家も様子見

f:id:davaomania:20191217115351j:image

まずは家です。住むとこが決まらないと、生活できませんよね。これが生活の基礎になりますが、まずは1年ぐらい「賃貸か居候」で様子見される方がいいと思います。というのは、住んでみないとわからないことがあり過ぎるからです。

 

住んでみたら、「バハ(浸水)のひどい地域だった」とか、「地震で倒壊した」とか、「隣の家がテロリストだった」とか、「想定以上に治安が悪かった」とか、「近隣にやたらヘビがいる」とか・・・

 

「毎回震源地になるとこだった」とか、「隣の家が猫屋敷で糞尿の匂いがひどい」とか、「毎回台風が必ず直撃するとこだった」とか、もうキリがないのでこの辺にしますが、他にも想定外のいろんなことがあるので、まずは身軽な賃貸か居候で、その地域の様子見をおすすめします。

 

サラリーマンが自己資金0円で始める中古マンション投資とは?

 

3. 自分の目で見る

f:id:davaomania:20191217115722j:image

大事なことは「自分の目で見る」ということです。これは非常に大事です。この国は全て自己責任です。日常生活に於いては「騙された」なんて言葉自体もありません。それはあたりまえだからです。もしあなたが腐った魚を食べてお腹が痛くなったとしても、それは買ったあなたの責任なのです。つまり腐った魚を見抜けなかったあなたが悪いのです。

 

つまり「●●さんがこう言ったからこうした」という行動は、絶対にしてはいけないということです。配偶者や配偶者のご家族、また在住日本人の情報に頼るのではなく、ご自身の目で見て判断する事が重要なのです。この国は「全て自己責任」ですからね。なわけでもう一度言います、この国には「騙された」なんて言葉はありませんよ。

【エイゴックス】欧米ネイティブ講師とのマンツーマン・レッスンが350円~

 

4. 中古車で様子見 

f:id:davaomania:20191217120121j:image

あと車を購入される方、余裕のある方へは新車をオススメしますが、それ以外の方は、まずは中古車でいいと思います。「フィリピンの中古車は高くて程度が悪い」というのが一般的な評価ですが、なかには程度のいい中古車もあるのです。私の車は2年前に5年落ちの中古車を買って、バッテリーがあがった以外はまだ故障がありません。 

 

要は目利きなんです。但し私には車を目利きする能力がないので、妻のいとこの自動車整備士に買う前に見てもらいました。これだけは自分の目で見ることができませんでした。私の車は4台目にして、やっとお墨付きをもらった車なのです。

 

また中古車センターはかなり割高なので、個人売買で程度のいいものを買われるのがいいと思います。但し所有者の名義やその車が完済してるかなど、しっかり調べてください。中には他人の車を勝手に売りに出してる場合もありますからね。たとえ詐欺に遭っても、もちろん掲載したサイト側に責任はないのです。

 

f:id:davaomania:20191217191357j:image

では「なぜ新車ではなく中古車か?」というと、あっという間にボロボロになる可能性があるからです。中には家の駐車場の屋根が崩れるなんてこともありますからね。ちなみに上の画像はダバオ市内の高級モールアブリーザの地下駐車場が倒壊した様子です。

 

あとこの国のドライバーは運転も荒いし、慣れない運転のうちはいつぶつけたり、ぶつけられたりするかわからず、さらに地域によっては「大雨による冠水」でいつ車がダメになるかもわからないし、新車の購入は中古車がボロボロになってからでも遅くはないと思います。あと車はなるべく大きなものがいいですね。これは公道での優先順位(後記)と関係してます。

 

5. バイクには乗らず車で様子見

f:id:davaomania:20191217191648j:image

移住してすぐのバイクはおすすめできません。この国ではバイクによる死亡事故が毎日あります。道路事情が日本と違い、障害物が道路上にあったり、道路にひびが入ってることもしばしばありますからね。この国にどれだけ四肢欠損が多いか知ってますか?日本の何倍いるかわからないほどたくさんいるんですよ。ほとんどバイク事故です。

 

バイクは日本のバイクでも日本とほぼ同額で安いので購入しやすいですが、安易には乗らない方がいいと思います。この国には一応交通ルールもあるのですが、なんせ運転免許の制度がめちゃくちゃなので、その交通ルールを知らないドライバーもたくさんいるのです。尚、公道での優先順位は「ぶつかった時に強い方」が上になります。

 

つまり「トラックやバス>SUVジープなどの大型乗用車>乗用車>トライシクル>バイク>人」の順になります。要は「ぶつかって強い方に優先権がある」というのが、実際の道路事情です。つまりバイクは公道ではかなり弱い立場なのです。

 

これは言われれば理屈ではわかっても、日本の素晴らしい交通ルールの下で運転されてた方は、生理的にはなかなかわからないはずです。「これは先に行けるな」と思っても、バイクより大きな車が突っ込んできます。いずれバイクに乗るにしても、まずは車で様子見がいいでしょう。移住しても、けっして犬死にしないようにしてくださいね。

 

老後の準備は万全?【保険見直しラボ】-無料相談-

 

6. ジプニーには乗らない

f:id:davaomania:20191218095014j:image

この項目のみは様子見ではありません。フィリピンの代表的な乗り物とも言えるジプニーですが、日常的な使用はおすすめできません。短期の旅行の方が乗る分には、観光気分になれていいとは思いますが、移住者は毎日ですからね。

 

まだまだ排ガス規制が緩くて、黒煙を出しながら走ってる車も多く、幹線道路など公道の空気は悪いので、窓のないジプニーに乗って公道を走れば、一定の健康被害はあると思ってください。移住したからと言って、なんでもかんでもフィリピン人のマネをする必要はないのです。自分の健康は自分で守るということです。特に日本から小さいお子さんを連れて来る方はお気をつけください。

 

この国で必要なのは窓をしっかり閉められる車です。なわけで窓を閉められる自家用車やバス、UVバンならば、乗っても問題ないでしょう。また家の近所へ行く際のトライシクル程度なら気にする必要はないと思います。

 

しかし本来はこの項目に「電車」という文字があってもいいはずなのですが、それがないのは「ミンダナオには電車が走ってない」からなのです。なわけで、電車については書きようがないのです。田舎だなあ・・・

 

7. 商売も1年は様子見

f:id:davaomania:20191218095356j:image

日本で商売の計画を立て、意気揚々とフィリピンに来られる方をたくさん見てきました。残念ながら、ほとんど失敗してます。起業される方は少なくとも1年は住んでから計画を立てられるのがいいでしょう。この国は驚くほど日本人にとって想定外のことがあるのです。

 

またニュースをよく見て、政治動向にも注視すべきです。たとえば「ボラカイビーチの閉鎖」で痛手を負った経営者もいました。これは表向きは「海の浄化」だったのですが、実際の目的は「麻薬組織の殲滅」でした。しかし2年4か月後に大統領選があるので、もし次期大統領がアキノ率いる自由党の人間になれば、また無法の国になり、違法業種などは大統領の任期である6年間はやりたい放題にもなる可能性もあります。

 

あと人脈を作りたいと思っての「富裕層の会合」などにも注意が必要です。立派な家に住み、子供を私立校に行かせていたりして、まともに見えますが、その中には麻薬売買からのし上がったような人もたくさんいるので、知らないうちに麻薬絡みの事件に巻き込まれる場合もあるということです。この国の富裕層はほとんど中国系です。富裕層との付き合いには十分ご注意ください。とにかく人のせいにして文句を言っても、無くなるのはご自身のお金ということです。この国は全て自己責任ですからね。

 

あとは酒類販売やカラオケなど大音響の制限時刻も早まる可能性があると噂されてますので、水商売の方には影響出る可能性もあります。さらにジプニーも現行型車両での運行はいずれ出来なくなります。他にもいろいろありますが、やろうと思った商売が、法的な規制に遭う場合もあるかもしれないので、やはりニュース等は注視すべきです。

ABS-CBN News | Latest Philippine Headlines, Breaking News, Video, Analysis, Features | ABS-CBN News

 

8. 日本人との接触も様子見

f:id:davaomania:20191218100119j:image

基本的に海外移住ですから、日本人とのコミュニケーションを求めてフィリピンに来る方は少ないはず・・・いや、ところが全然少なくないのです。おそらく語学力の問題と思われますが、実際にはかなり多く、そこに「落とし穴」があります。あまり言いたくはないのです、「日本人との接触は危険な場合がある」ということです。もちろん全てではないのですが。

 

① やからの存在

日本にいる時からの友人知人の方で、身元のたしかな方はもちろん問題ないでしょう。それは私がとやかくいうことではありません。問題はSNSなどで知りあったフィリピン関係者や在住日本人で、そういう人たちとの接触には十分注意が必要です。それが元でお金だけでなく、命を奪われた方もいますからね。さらに知らないうちに犯罪に巻き込まれることもあるのです。

 

とにかく「日本にいる日本人とフィリピンにいる日本人は別の生き物」と思わないと、大変なことになります。そしてフィリピン国内で一定の肩書きがあり、紳士に見える人ほど危ないのです。「その人が日本で何をやってた人か?」を確かめた上でお付き合いするようにしてください。またそれが面倒ならば、安易にお付き合いすべきではありません。

 

「同胞」という言葉に惑わされてはいけません。これは日本人のウィークポイントかもしれませんが、よく調べてください。フィリピン関係者の中には、厳密には同胞でない方がたくさんいますよ。もちろん中にはちゃんとした経歴の日本人の方もいらっしゃるのですが、いかんせん「やから」の確率が高過ぎるのです。ちなみにこれはおじさんのみならず、中高年の女性についてもそうです。悲しいことですが、これが現実です。

 

f:id:davaomania:20191218100353j:image

とにかく移住してすぐに大金を使わないことです。やむを得ない状況で大金を使う場合、よほど信頼できる方でなければ、日本人の仲介を入れてはなりません。私はこれで痛い目に遭った人を嫌というほど見てきました。やからは「SNS」などで常に鴨を狙っているので、十分お気をつけください。もちろん私のような怪しいおじさんとも関わるべきではありません!!

 

② 日本人会も様子見

f:id:davaomania:20191218100742j:image

中には良い日本人会があるのかもしれませんが、少なくとも1年は様子見です。私はフィリピンへ移住する際、10近くの日本人会やわけのわからない互助会のような組織から誘いを受けました。そして会の代表の方に3人会ったとこで嫌になりました。日本人会などの組織は、どうやら会社組織のようで上下関係があり、新しい移住者は新入社員のように扱うようです。

 

私はこちらから「入れてください」なんて一言も言ってないんですよ。先方から「会いたい」と言うから、「断るのも悪いな」と思って会っただけなんです。しかも3回共、全く興味のない爺いのくだらない経験談や自慢話に付き合わされ、ホントに不愉快な思いをしました。そしてついに私は・・・

 

「おまえは何様なんだよ!」と、3回目にキレてしまったのです。そりゃそーでしょ⁉️そもそも「入りたい」なんて一言も言ってないし、相手は大学の先輩でもなきゃ、お世話になった人でもないし、ましてや会社の上司でもなく、ただ単に「先住者」というだけで、えらそうにくだらない経験談や自慢話に付き合わされ、挙げ句の果てには月会費まで取るとのこと・・・

 

そもそもフィリピンに移住したい人は、日本の閉塞感から逃れて、自由を求めて来るんじゃないですか⁉️ 私はそうですよ。私は見ず知らずの人に「お世話になりたい」なんて気持ちは微塵もなく、「会いたい」と言われたから行っただけで、わけのわからない爺いのえらそうな態度・・・あまりの不愉快な出来事に、今思い出しても気分が悪くなります。

 

しかし私にも隙があったのです。移住前、フェイスブックのプロフィール欄に「ダバオ移住予定」と書いていたからです。なわけで、皆さんはこんなことは書かない方がいいですよ。めんどくさくなるだけですからね。

 

とにかく日本人会や互助会的な組織との接触は、移住してその地に慣れる1年後ぐらいでも遅くはないはずです。なかには良い会もあるはずですからね。ではなぜ1年か?移住したての人間は鴨だからです。1年も住めばある程度のことはわかるので、その後は「悪意のある人」は何も言ってこなくなります。但し海外移住ですから、基本的には「日本人との付き合いなし」に生活していくのが自然だとは思いますけどね。

 

③ ゴルフ場の日本人も様子見

f:id:davaomania:20191218112211j:image

フィリピンのゴルフ場は、日本人による詐欺の温床になってることもあります。したがってゴルフ場で気軽に日本人と接触するのはご注意ください。「ゴルフ場のメンバー」と聞くと「名士」の印象はありませんか?しかしここに落とし穴があるのです。

 

フィリピン人のゴルフ場メンバーはたしかに地元の名士と言っていいでしょう。もちろん日本人の方で、単にゴルフ好きの良い方もたくさんいらっしゃいます。しかしフィリピンのゴルフ場は、お金さえ払えば誰でも、例えば反社会的勢力の人でもメンバーになれるのです。メンバー規約があっても、この国はお金さえ払えばどうにでもなるのです。しかも入会金や会費は微々たるものです。

 

今まで大掛かりな詐欺事件の犯人、フィリピンのゴルフ場のメンバーだったケースが数多くあります。もしゴルフに行かれる方は、ゴルフ場で日本人に会ったら、軽く会釈する程度にし、それ以上の付き合いは少なくとも1年は様子見です。まあ観光客の方は別ですけどね。

 

また特に聞きもしないのに「オレは●●ゴルフ場のメンバーだ」と言ってくるような人がいたら、速攻逃げてください。SNSならブロックです。もちろん「だから詐欺だ!!」とは言えませんが、どうでもいい自慢話に付き合わされる可能性が非常に高いのです。ちなみに10年ほど前ですが、私の友人が知らないうちにある詐欺事件に巻き込まれました。それはマニラのゴルフ場である日本人と親しくなってしまったからです。

 

8. ビザも様子見

f:id:davaomania:20191218101721j:image

居住ビザは14種類ありますが、これについては人それぞれとしか言えません。取得するのに高額なものもあるので、まずは観光ビザで来て延長し、一定期間滞在してからビザの種類を考えてもいいかと思います。こちら↓がビザの種類です。

4.フィリピンビザ(居住権)「全14種類」徹底比較 | フィリピン永住権/ビザ/査証/居住権/クオータビザ取得は信頼のリモンズ株式(Limónz Inc)

 

尚、配偶者がフィリピン人の方については上記サイトの10番に「バリックバヤン」というビザがあるので、とりあえずこれで1年滞在し、それからどのビザにするかを決めるという方法もあります。尚、その1年内にフィリピン国内で申請することも出来ます。

 

一つ注意しなければならないのは、つい最近の傾向ですが、「観光ビザで来て延長」を繰り返している人には、再入国が厳しくなってきたそうです。なんでかわかりませんが、とにかくそうらしいです。つまり観光ビザで来て一度延長してる間に、正規の居住ビザの取得を考えるということです。

 

まとめ

f:id:davaomania:20191218110307j:image

これが「フィリピン移住の心得」の完結編です。これから移住しようと思われる方は、フィリピンのいいとこは当然ご存じのはずなので、あえて書きませんでした。皆さんにとって素晴らしいことが必ずあるはずですよね。何もいいとこがないのに「移住したい」なんて思わけないですからね(#^.^#)

 

結論はとにかく「徹底的に様子見」です。私はこの「様子見」をしないで大金を失った人をたくさん見てきましたが、様子見するには一定の滞在費がいるので、結局お金がいるのです。様子見って、要は「何もしない」ってことですからね。したがって結局大事なのは「お金」なのです。

 

そして様子見後はそれぞれの人生ですから、私ごときが何も言うことはありません。但し一つ言いたいのは「何ごとも自分の目で見て判断してください」ということです。つまり極端に言えば「誰も信じてはいけない」ということです。

 

「誰も信じない」というのは、日本人にとってはかなり難しいことですから、すぐにこれは無理かもしませんが、移住して痛い思いをたくさんすれば、いずれできるようになります。この国で信じるのは「神」であり、人間ではないのです。なわけで、もちろん私も信じないでくださいね(-_-;)

フィリピン - Wikipedia

 

とにかく自己責任の国ですから、人のせいには出来ません。くどいようですが、この国には「騙された」なんて言葉はありませんよ。それが当たり前ですからね。ボールペン1本買うにしても、試し書きしないと、インクが出るかどうかはわからないということです。

 

最後に大変恐縮ですが、フィリピン移住のことを私に相談するのはご遠慮ください。私はその手の商売をしてるわけではないので、正直めんどくさいのです。しかも私はまあまあ性格悪いですよ。私はやめといた方がいいです、キッパリ!ではでは!!

 

にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ

ご愛読ありがとうございます。最後に上↑のバナー「フィリピン情報」をポチっとお願いします。にほんブログ村ブログランキングに参加してます。

ホテル予約最大16%割引 Booking.comカード