皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#)
今回はタガログとビサヤの違いについてです。フィリピンの言語は細かいものも含めると120あると言われており、公用語はタガログ語と英語です。で、セブアノ語(通称ビサヤ)はその次にくるものです。
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上の画像の通り、フィリピンは細かく島に分かれており、小さいものも含めると島の数はなんと約8000です!!私の住んでるダバオ市はミンダナオに属し、言語はセブアノ語(通称ビサヤ)になります。
そもそも私はかつてアメリカの大学へ通っていたので、へたくそにはなりましたが、今でも英語は一応できます。で、フィリピンでも英語は通じるのですが、ここダバオでは・・・
みんなビサヤしか話さない!!
というところなのです。しかも私はタガログもまあまあできますが、ここダバオでは・・・
みんなビサヤしか話さない!!
ということなんです(-_-;)
上の画像はフィエスタの時の友人知人ですが、こういう時に英語やタガログをしゃべったらどうなると思います?もちろん話してはくれますが、よそ行きの雰囲気になるのでドッチラケになってしまいます。なわけで私はできる限りへたくそでもビサヤを話すように心がけてます。ではタガログとビサヤの相違点を挙げます。
1、そもそも単語が全然違う
例えば「あなたは今どこですか?」と聞く場合・・・
タガログ Saan ka ngayon?
ビサヤ Asa man ka karon?
となり、共通するのはka(あなた)だけです。ではもう一つ、「どういたしまして」は・・・
タガログ Walang anuman
ビサヤ Walay sapayan
となり、同じ部分はwala(無い)しかありません。ビサヤはタガログと共通する単語もありますが、私の印象ではおそらく全体の2割程度だと思います。
2、kaayoがややこしい
例えば「このTシャツでかすぎる」という場合・・・
タガログ Sobrang malaki itong t-shirt sa akin
ビサヤ Dako ra kaayo ang t-shirt sa ako
となります。タガログで英語の「very」は「sobrang」とか「masyadong」になりますが、ビサヤの場合は「kaayo」1本になります。しかもこの副詞の位置がタガログとは前後します。ちなみにこのビサヤのkaayoはやたらと出てきます。
3、ビサヤには敬語がない
ビサヤには「です」や「ます」のような敬語がありません。それを前述のkaayoでカバーするのがビサヤ流です。例えば「ありがとうございます」という場合・・・
タガログ Salamat po
ビサヤ Salamat kaayo
となります。タガログの「po」が日本語の「です」や「ます」にあたり、「po」を付けると言葉が丁寧な印象になります。ちなみに「Maraming salamat po(大変ありがとうございます)」もタガログではよく使われます。タガログに慣れてる人にとってビサヤは、多少ルーズな印象を持つかもしれませんが、よく言えば上下関係があまりはっきりしなくてフレンドリーとも言えるかもしれません。
4、ビサヤには汚い言葉があまりない
前述でビサヤには敬語がないことをおわかり頂いたと思いますが、タガログのように汚い言葉を発することがまずありません。
例えば頭にきて「ばかやろー」と言う場合・・・
タガログ
Putang ina mo (おまえのお母さんは娼婦)
Sira ulo ka (おまえの頭は異常だ)
Utak ipis (おまえの脳みそはゴキブリ並み)
Papatayin kita (殺すぞ)
Parang tanga iyan (バカみたい)
など、まだありますが、最後のParang tanga iyanを除けば、かなり汚い言葉が諍いの際には飛び交うのがタガログです。これに対してビサヤは・・・
Ambot sa imo (あんたなんか知ーらない)
という基本これだけなんです。
あとたまに使われるのは、Yawa!! (悪魔)という言葉ぐらいで、諍いになってもタガログほど汚い言葉が飛び交うことはまずありません。ちなみにタガログとビサヤ共通の相手を罵倒する言葉に「プニャータ」というのがありますが、意味はえげつないので省略させて頂きます(-_-;)
一般的な印象としては「早口で品がない」と言われるビサヤですが、そういうわけで実はそんなことないのです。ちなみに他にビサヤには省略形がやたら多いとか、Wala(ない)の使い方がタガログと違うとかいろいろあります。walaはayawに置き換えることも多いです。
私がたまに日本に帰国してフィリピン人の友人に会うと、どうしても言葉がビサヤになってしまうのですが、ことごとく「クヤ、田舎の言葉になっちゃったね」とバカにされます(-_-;) 私はいつも黙ってますが、腹の中は・・・
タガログがなんぼのもんじゃい!!
と思ってます。あーすっきりした(-_-;) 感覚的に言えば、関西に住み着いた外国人が東京へ行った時に大阪弁をしゃべったみたいな状況に近いと思います。私もフィリピン人から見れば一人の外国人です。おそらく奇妙な外国人に映ったのでしょうね。
でもそんなの関係ねえ~!!
あーすっきりした(2回目)。私はダバオの永住者です。これからこの地に根を張って生きていくにはビサヤは必要不可欠です。たとえタガログ圏のフィリピン人にバカにされようとも、私はビサヤに誇りを持って生きていきたいと思ってます(#^.^#) ではでは!!
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