皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) 今回は言葉の話です。フィリピン関係者の中では普通に使われてる言葉「ベテラン」と「パロパロ」は、フィリピン国内の一般的なフィリピン人にはあまり通じないのです。というのは、実はその２つの言葉は・・・・・
1. ベテラン
英語圏、例えばアメリカでは、ベテランは「退役軍人」という意味で、そのベテランの人たちは自国を守ってきた誇りを持ってます。なわけで第三者が退役軍人に対して「ベテラン」と呼ぶ場合にば一定の尊敬の念が含まれてます。
たとえばアメリカに行って「I am a veteran」なんてこと言ったら大変です。それは「私は退役軍人で、お国のために一生懸命働きました」と言ってることになりますから(-_-;) またフィリピンで日本人男性が、フィリピン女性に「あなたベテランね」と言われた時、そこにアメリカ人がいたらどうなると思いますか？言われた人は退役軍人ということになっちゃいます(-_-;)
但し日本的なベテランという言葉が全く通じないというわけでもなく、「ベテランの○○」という表現にすれば通じる場合もあるそうです。しかし「expert」や「experienced」など、ぴったりする単語が他にあるので、やはり不自然に無理してベテランという表現を使う必要もないということです。
ところが在日フィリピン人女性は「あなたベテランね」という言葉を発する人がよくいます。ではこれは何を意味するものなのか？これは日本人がフィリピンの言葉が出来たり、フィリピンのことを少しでも知ってると、この表現を使うフィリピン人女性がいるということです。前述で申し上げた通り、フィリピン国内にベテランという表現はなく、それは日本かフィリピンの日本人向けの店で覚えた言葉ということになります。
ではどこでその言葉を覚えたのか？答えは「フィリピンパブ」です。在日フィリピン人女性でも、ホステス経験のない人はこの言葉を発しません。そりゃそーです、フィリピン本国ではベテランという言葉は使いませんから。尚、この「ベテラン」については以前に私のブログに投稿してるので、こちら↓をご覧ください。
「あなたベテランね」とは何か？ - そうだ！フィリピンに住もう
2. パロパロ
パロパロとは直訳すると「小ぶりの蝶」で、ちょこちょこよく飛び回る蝶のことです。但し日本のフィリピン関係者の間では「浮気者」のことをパロパロと言ってます。ちなみに正確にはパルパロ(paruparo)と言うのですが、日本では日本人もフィリピン人もなぜか「パロパロ」と言ってます。
ところがフィリピン国内で「パロパロ」と言っても、なかなか通じないのです。私は10年以上前にそれに気づいていたのですが、「どっちでもいいや」と思って流してました。
ところが先日、浮気云々とは関係ない別件でパロパロをネット検索してたら、なんとウィキペディアに「パロパロ」の解説があり、超ビックリしました。そこには『パロパロ(paruparo)はフィリピン語で本来蝶々という意味。日本のフィリピンクラブなどで働いている女性たちによって広まった言葉であるが、本来の意味からは離れ、お客さんまたはボーイフレンドに「パロパロしないでね」と使われるようになった。蝶々は花から花へとどんどん飛び移っていくその様子から「浮気しないで」または「他のお店に行かないでね」という意味で使われるようになった。フィリピンへ行ってパロパロと言っても蝶々という本来の意味でしか通じない。あくまでも来日経験のあるフィリピン人に通じる言葉である。フィリピン語で「浮気するな」とは全く別の言い方である』と書いてました。
げっ！パロパロってフィリピンパブ用語だったんだ！！
私は「ベテラン」がフィリピンパブ用語なのは知ってましたが、パロパロもそうだとは知らなかったのです(-_-;) だからフィリピンではパロパロという言葉が通じなかったんですね。ちなみにフィリピンではこういうケース、男性に対しては「ババエロ(babaero)=女たらし」女性に対しては「ララケロ(lalakero)=男好き」と言います。
まとめ
というわけで「ベテラン」や「パロパロ」と言う単語を使うフィリピン人女性は、かつてフィリピンパブのホステスをやっていたということになります。またその意味をわかってしまう日本人は、フィリピンパブに通っていたということもなりますよね(-_-;) 私もかつてフィリピンパブには通ってた時期もありましたが、この2つの言葉以外に「フィリピンパブ専門用語」なるものは何かあるんですかねえ⁉️もしあったら、また投稿しますね。ではでは！！
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