皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) 先日こんな↓新聞記事を見ました。しかし「最大見込みの0.5%」って話を聞いたことありますか？私は初めて聞きました。日本の官僚は人を車で轢き殺しても罪に問われない「上級国民」て言うんですよね。その上級国民様の見込みってスゴイですよね。もちろん嫌味ですよ(-_-;)
見たのはこの記事です。半年とはいえ、もう笑うしかないですよね。政治家は所詮官僚の言いなりですが、その上級国民様の見通しは何を基準にしてるんですかね？フィリピン在住の一般フィリピン人にヒアリングなんかするわけないんでしょうね。なんせ先進国の上級国民様ですから(-_-;)
実は私、昨年10月に歯の治療のため一時帰国したのですが、その時報道ステーションで「外国人受け入れ拡大」についてやってました。自民党内でも意見は真っ二つに分かれてましたが、私がどうしても理解できないのは「それは移民じゃないか！！」と言って反対してる議員が多かったことです。
私自身がフィリピンへの移民だからかもしれませんが、違和感・・・というよりむっとしました。移民の何が悪いんだ？日本はまだ鎖国やってるのか？少子化に歯止めをかけることができない以上、外国人に労働力を担ってもらうしかないでしょ！！そりゃあアラを探せば何か出てくるとは思いますが、日本という国は移民がいちゃいけないんですかね？
で、その外国人労働者受け入れの報道を毎日のように見て「フィリピンに帰国したら日本語学校やろうかな」と思い、テキストは一通り大量に買って帰国しました。しかし調べれば調べるほど、日本語学校は「生き馬の目を抜くようなお金儲けの世界」とわかり、私のような「ゆるーいおじさん」が手を出す商売ではないということがわかるようになりました。なわけであれから1年経ちましたが、いまだに二の足踏んでます。たぶんやらないでしょうね。お金儲けは苦手ですから(-_-;)
今年の1月12日、日本にとってはキツいニュースがありました。カナダが3年で100万人の移民を受け入れるそうです。介護職で言えば、フィリピン人は日本より英語が通じるカナダを好み、さらにカナダの方が日本よりも給与水準高いから、こういう政策出されると日本は太刀打ちできなくなりますね。私は英語がヘタクソで大卒ではないフィリピン人が狙い目と思ってますが、上級国民様は紙が重要なんでしょうね。
今年の3月17日の記事です。日本は最大10万人のフィリピン人労働者を必要としてるそうです。しかし必要としてるなら、どうやって来ていただくか？という観点はあるのでしょうか？私はないと思います。そしてこの件、非常に良心的なある受け入れ機関の方に教えて頂きました。ポイントは2点です。
①元実習生を正式に母国から送り出せる国は今の所インドネシアしかありません。他の国では日本にいる留学生で試験に合格した人か、いいタイミングで実習終了の時期を迎えた実習生ぐらい。他の国はみな国内のルール作りが追い付いていないので正式に送り出せない状況。
②元実習生が特定技能で来日する際、元々お世話になっていた組合から評価調書なるものを出してもらわないといけないのです(すでに緩和されましたが)。元々お世話になっていた組合も特定技能の登録支援機関の資格を持たれてる所がたくさんありますので、要は「元々所属していた実習生をよそで仕事させてたまるか」という感じで、スムーズに評価調書を出さないケースもあるそうです。これは完全に現場を知らない上級国民様のつくったルールの失敗例です。
上の記事、スイス→シンガポール→カナダ→スペインの順なんですね。英金融大手HSBCが毎年行っている海外駐在員の生活調査レポートを発表しました。外国人にとって住むにも働くにも適当な環境が揃う国ランキングのなかで、日本は33カ国中32位でした。まあそりゃそうですよね。日本人だって日本を住みやすい国とは思ってないですもんね(-_-;)
そしてつい先日、フィリピン人は地域限定とはいえ、ロシア(サンクトペテルブルクとレニングラード)に入国するための無料の電子ビザを付与されるようになりました。まだ二か所とはいえ、要はフィリピン人は実質ロシアにビザなしで行けるようになったということです。尚、フィリピンのロシア大使館によると、今年10月1日からフィリピン人は2つのロシア地域に無料で電子ビザを申請することができるそうです。それもこれもロシア側がフィリピン人の労働力を期待してるからです。そうです、人材不足は日本だけではなく、各国の競争なのです。で、結論ですが日本人は・・・
勘違いしてます！！
日本は私の母国であり、素晴らしい国だとは思いますが、大きな勘違いとしてると思います。この外国人労働者の件、「一生懸命日本語を勉強すれば働かせてあげるよ」といういう態度です。これは上級国民様だけではなく、国民全体にそういう風潮があるように思います。
フィリピン人について言えば、はっきり言って日本は大して憧れの国でもないのに、「日本に来させてあげるよ」的な上から目線ならば、行く気にならないのは当然です。上級国民様や手先の政治家が「10万人のフィリピン人労働者が必要」と言ったところで何も響きません。人手不足で困ってるのは日本側なのだから、「言葉なんて徐々に覚えればいいからぜひ来てください。お願いします」という姿勢でないと、日本なんて行かないと思います。
そもそもフィリピンの言語はタガログにせよ英語にせよローマ字です。日本語を覚えるには「ひらがな、カタカナ、漢字」という見たこともない不思議な文字を覚えなければならないのです。そんなめんどくさいことしなくても、欧米に行けば英語が通じるし、日本よりも給与水準は高いのです。さらにムカつくのは日本よりも韓国の方が人気があるということです(-_-;)
特に人材不足が顕著なのは介護職で、これは由々しき問題ですよね。フィリピン人ははっきり言って介護は得意です。但し勉強は苦手です(-_-;) だから何だって言うんですかね？たとえば重病で入院されてるご老人がいるとします。1日に2回しか正規の介護士が来ないのと、言葉はいまいち通じないけど愛嬌あってニコニコしてくれるフィリピン人介護士が1日5回来てくれるのはどっちがいいと思いますか？私がその立場ならば、言葉なんてどうでもいいから、とにかく誰かいてほしいと思います。だって寂しいですから(;'∀') で、医療的なことは医師と看護師に任せればいいだけでしょ！！
これからどうなるんですかね？フィリピン人の日本離れは寂しい限りです。結婚だけが日本で働く唯一の簡単な方法ならば、寂し過ぎます。日本の政治家が「少子化の問題は婚姻率の低下が原因」と言わない限り、少子化対策は政争の具にしかならず、人材不足はずっと続くでしょう。日本がライバル国以上の待遇や給与を用意できないならば、せめて「おもてなし」の心で外国人労働者を受け入れるよう努力すべきではないかと思います。で、「おもてなし」となると厚生労働大臣か法務大臣は小泉進次郎が適任かな？ではでは！！
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