そうだ!フィリピンに住もう

ダバオ Davao Dabaw byえくえく

ミンダナオの至宝マーラン@フィリピン

 皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) 今回はマーラン(Marang)というフィリピンでもミンダナオ地方にしかない珍しいフルーツを紹介します。実は私は以前「マーランはフィリピンのどこにでもある」と思っていたのですが、マニラやセブ、タクロバン、ブラカンなどにお住まいの方に聞くと、誰も知らなかったので、逆にビックリしてしまいました。で、フィリピンの他地域の方がこの外観を見ると、たいてい「ランカ(ジャックフルーツ)だね」と言われますが、これは全くの別物なのです。

 

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これが裏庭のマーランの木です。実が生ると、ほのかな匂いがします。ドリアンに少し似た独特の香りですが、うまく説明できません。その匂いのせいか、ドリアンの仲間と誤解されていることが多いようですが、植物学的にはクワ科Artocarpus odorassimusというパンノキ属の一種になります。↓の添付資料、英語ですみません(-_-;)

Marang - Wikipedia


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上の画像は実が生る様子ですが、見えますか?

 

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ジャーン!!

これがマーランです。但しこれはツイッターで知り合った方のお宅にお邪魔した時に頂いたもので、うちのマーランはもう少し先の収穫になりそうです(^_^;)

 

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外観はトゲトゲがあるので、かたそうに見えますが、実は柔らかく、手で割ることができます。というよりも、割るというほどの力も要りません。

 


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ジャーン!!②

これがマーランの中身です。グロテスクとか言わないでくださいね(-_-;) 見るからにジューシーでしょ?これを見て頂くと、ジャックフルーツとは別物とおわかり頂けると思います。ちなみにこれは年中あるわけではなく、収穫時期はだいたい7月中旬から3~4か月程度で、あまり日持ちもしません。要は熟したら、すぐ食べなきゃダメという感じです。すぐ果肉が真っ黒になっちゃいますから。


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食べ方は上の画像のようにフォークで刺して食べるのが一般的です。ジャックフルーツのようにベタベタしないので、手でも食べれますが、フォークで刺すと、きれいに1個1個取れるのです。

 


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とにかく美味しいです!!私はフィリピンのフルーツの中で一番好きなのが、このマーランです。しかしこの味、どうやって説明すればいいのか?フルーティでジューシーで、酸味はなく、ちょっとミルクっぽいかな?ドリアンほどの濃厚さはなく、ツルっとした感じで、日本人でも抵抗なく食べれると思います。


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上の画像は食べた後の種です。種があっても、口の中に入れた瞬間に果肉と分離するので、非常に食べやすいです。ちなみにこの種、炒って食べる人もいるそうです。他には30分ほど塩ゆでしたら、ナッツみたいな感じになるそうですが、うちの家族は誰もやらないので、私も食べたことないです(-_-;)

 

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マーランの味はフィリピンに限らず、南国フルーツの中で間違いなく上位にランクされるはずですが、調べてみたら、商業生産が行われているのはフィリピンだけで、その主産地はミンダナオ島だそうです。

 

但しミンダナオ島面積97530㎢に対して九州が36753㎢と、ミンダナオは九州の2.7倍広く、「ミンダナオならどこでもある」というわけではないようです。たとえば「鹿児島にあるものは福岡にも絶対ある」とは言えないですよね。私が住むダバオ市にはマーランがありますが、あとはミンダナオのどこにあるかはよくわかりません。パッキャオの地元ジェネラルサントス市はあるみたいですが。

ミンダナオ島 - Wikipedia

 

ちなみにこのマーラン、原産地はインドネシアボルネオ島なんですね。水はけのよい土壌で年間を通して均等に多量の雨量に恵まれる地域でよく生育するそうです。たしかにうちの裏庭はそんな感じです。但し4月だけはちょっと雨量が少ないかな?

 

マーランのフィリピン国内での栽培面積は1700ヘクタールで、年間生産量は8000トンとのことですから、他のフルーツと比べると、めちゃくちゃマイナーな存在ですよね。しかしこれほど美味しいフルーツがなぜもっと栽培されないんですかね?理由は収穫してから日持ちしなからですかね?あとこれ、すぐ割れちゃうんですよね。で、割れるとジューシーだからベタベタに汁が滴り落ちます。でも理由はこれだけなのかなあ・・・

 

で、肝心のお値段ですが、よくわかりません(-_-;) 実は私、お金を払ってマーランを食べたことがないのです。家族や親戚に聞いても、みんな値段を知らないので調べてみたら、時価だそうです。収穫期は安く、それ以外は高いそうで、1個50~200ペソ(100〜400円)とかなり値幅があるみたいです。

 

と、今回はダバオの至宝とも言えるマーランを紹介しました。日本語の文献を見たら「マラン」になってましたが、現地フィリピン人は「マーラン」と言うので、あえて「マーラン」にしました。皆さんももしミンダナオへ来る機会があれば、ぜひ食べてみてください。絶品ですよ。ではでは!!

 

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