そうだ!フィリピンに住もう

ダバオ Davao Dabaw byえくえく

フィリピン移住の心得 その1

皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) 最近ブログやツイッターを見て、「フィリピン移住」について、質問や相談を受けることが急に多くなりました。この1ヶ月で5件あったのですが、私は手続き関係の商売をやってるわけでもないし、ただのプータローですよ。なわけで見ず知らずの方にお答えするのは正直面倒だし、もう疲れました・・・言っちゃった(-_-;)

 

ということで今回は相談や質問に対して、私自身がカンタンに答えられるように「フィリピン移住の心得」をまとめました。もちろん私見ですから、これが正しいとは思いませんが、もしまた相談されたらこのブログを見せようと思ってます。でも相談するなら他の人の方がいいと思いますよ(-_-;) 尚、今回の主な内容は「中高年の男性で配偶者がフィリピン人女性の方」を対象にしたものです。

 

というのは私に相談してくる人は、だいたいそのぐらいの層の人たちだからです。したがって20代の女性が見れば「なんのこっちゃ⁉️」と思われるでしょうが、ご了承ください(-_-;) また移住の具体的なノウハウ、生活方法、移住のメリットデメリット、ビザの取得条件などについては、他の方のブログにいくらでも書いてあるので、私ごときが書く必要はないと思ってます。専門業者のサイトにも書いてますしね。

 

先に申し上げますが、ぶっちゃけ私、そんなにお人好しでもないし、「変わってる」とよく言われるし、「これ以上日本人の友達欲しい」とも全く思ってないし、性格もそんなに良くないです(-_-;) なわけで大事な案件を私ごときに相談するのはやめといた方がいいです!!では前置き長くなりましたが、核心に行きます。その1は全て「お金」に纏わる話です。

 

1. お金が全て

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まずはお金、とにかく現金です。これが一番大事です。「フィリピン移住の心得」はその2、その3と続きますが、ホントは「お金」だけで終わってもいいぐらいです。この国では「お金は全知全能の神」であり、義理人情など日本人的なヒューマニズムは通じないケースが多いのです。また人の命が軽く、「お金>健康」という傾向がある国でもあります。

 

そして極端に言えば「お金で全て思い通りになる国」でもあります。「それは極端だろ!」と思われるかもしれませんが、住んでみればわかります。これについては一例として以前ブログ↓にアップしてますので、よろしければご覧ください。

マシンガンを突き付けられて家を壊されても事件にならない国 - そうだ!フィリピンに住もう

 

たとえば「特殊なスキルがある」などの特別な事情でもない限り、「お金のない日本人は価値がない」という国でもあります。中高年の方はよくご存じだと思いますが、若い方はこの点をよく認識された方がいいと思います。「若いからお金なんてなくてもいいんだ」という考え方は日本にはありますが、フィリピン人側はそうは思ってないですからね。「日本人なら無条件にお金があって当たり前」というのが、一般的なフィリピン人の認識ということです。それを口に出さないだけということなのです。

 

2. 情報収集よりお金

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私に相談される方はことごとくダバオの情報を知りたがります。直近の旅行や移住ならばいいのですが、数年後の移住のための情報についてはハッキリ言って、あんまり意味ないです。というのは社会情勢は変わるんですよね。例えば今の情報を得ても、3年後にはその情報は変わっているということが多々あるのです。

 

法律や物価さえ変わるし、たとえばつい数ヶ月前までは「ダバオ市に大きな地震」なんかなかったし、ポリオなんて26年間なかったし、今年はデング熱による記録的な被害もありました。つまりこの国は今、いろんな意味で変換期であり、たとえば「3年後の移住」のために今情報収集しても、あまり意味がないということなのです。ちなみに2年4ヵ月後に大統領選があるので、その時がまたこの国のターニングポイントになります。要は「フィリピンに来てからご自身の目で情報収集する」ということが大事なのです。

フィリピン・ミンダナオ島でM6.6の地震 6人死亡 写真11枚 国際ニュース:AFPBB News

 

3. 日本でお金を稼ぐべし

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なわけでフィリピン移住をお考えの方へは「とにかく日本でお金を稼いでください!」と言いたいのです。昼間の仕事以外に夜も仕事するとか、移住に備えて日本にいる時からノマドをやってみるとか、車をお持ちの方は高値で売れるうちに売るとか、とにかく手持ちの現金は1円でも多い方がいいです。とにかく「お金お金お金!!」です。

「移住してからどうやってお金を稼ぐか?」なんて考える時間があるならば、その時間は日本でお金を稼ぐべきです。夢を見るのが楽しいのはわかりますが、こっちに来て就職しても、賃金は日本より安く、日本で計画した商売が成功するかどうかわからないからです。日本で考えた計画は「ことごとくその通りには行かない」と思ってる方がいいです。

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一番いいのは年金受給の年齢まで待ち、「安定収入を確保して移住」というのが理想だと思います。厚生年金ならば、受給開始年齢にもよりますが、高給取りの公立学校教師の給与の4〜6倍はありますからね。但し年金受給の年齢まで元気でいられるかどうかなんて、先のことはわからないですよね。生きてるかどうかもわからないし、移住したいと思うならば、やはり日本でお金を稼いで、心身共に元気なうちに一定の余裕を持って移住されるのがいいと思います。

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4. いくら必要か?

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かなり大雑把ではありますが、フィリピン移住するのに、私は金融資産ベースで「最低2000万円」は必要と思ってます、これが最低ラインで、多ければ多いほどいいです。「不退転の決意」というのはカッコいいですが、移住してみたら「やっぱ合わなかった」ということも想定すべきだと思うのです。観光で何回もフィリピンに行ってても、住んでみると違うことは多々あるからです。

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一度しかない人生を「ワンチャンスに賭ける」というのはかなりのリスクがあるし、「間違いが許されない」と思うと、プレッシャーで精神的にも病む可能性すらあるように思います。私の基本的な考えは「朝令暮改>不退転の決意」です。そして「退路を断つ」のではなく「退路の確保」が必要だと思ってます。

 

移住した結果、私はたまたま気に入ってここダバオ市に住んでますが、大病したらやはり日本に帰って治療を受けます。つまり一定の金融資産は日本に残しておかないと、治療が受けられなくなる可能性があるということです。たとえば金融資産がもし2000万円あるならば、半分の1000万円は日本に残すべきと思ってます。

 

というのは、この国には日本のような「預金保護」のシステムがないからです。つまり銀行がつぶれたら、預金はパーになるということです。私は小心者なので、いくら金利が高いといっても、金融資産の全額をフィリピンに移すということはできません。「ある日突然一文無しになった」なんて嫌ですからね。

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5. 医療も結局お金

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先日ある方から「フィリピンに移住したいけど、医療面が不安だから移住できない」という話を聞きました。しかしこれもお金で解決します。要は病気になったら日本に帰ればいいのです。お金があれば、カンタンな話です。突発的な事故ならある程度は諦めて、たとえば重篤な内臓疾患などの場合は、日本の病院で治療を受ければいいのです。但しその時に住む家が日本に必要ということもお考えください。

 

日本はいい国です。もしフィリピンへ転居届を出していても、帰国してすぐ区役所で転入届を出せば、健康保険証は即日交付してくれる素晴らしい国です、日本は。だから私は固定資産税の支払いがあるのに、日本に家を残しているのです。それは重篤な病気になったら日本に帰って日本の病院で治療を受けるためです。またそれは日本の永住権のある妻も含めてです。そしてこれが「退路」なのです。

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6. 配偶者家族との距離感

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この話は100%フィリピン人の配偶者がいる方への話で、単身者や日本人同士のご夫婦には関係ありませんが、非常に重要な話です。先に結論ですが、この「配偶者家族」は大きな壁になるケースが圧倒的に多いです。つまり簡単に言えば「配偶者家族にお金を取られる」ということですが、フィリピン人配偶者(女性)をお持ちの方は、こんなこと言われなくても百も承知ですよね。

 

日比カップルの離婚率は、日本人の国際結婚の中でも非常に高く、90%前後の数字です。この原因の背後にあるのが「フィリピン人配偶者の家族」の存在なのです。直接的な離婚の原因としては、浮気や暴力など様々ですが、根幹には必ずと言っていいほど「家族への送金」があります。

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これにはパターンが2つあり、ひとつは「配偶者家族が単に図々しい怠け者」で、もうひとつは「配偶者の共依存」というパターンです。前者は配偶者家族が配偶者に依存、後者は配偶者が配偶者家族に精神的に依存するということです。尚、ここで言う「共依存」とは「あなた達は私がいないとやっていけないでしょ」という具合に、お金で家族を支配したい欲求を抑えられないということです。つまり「家族に対して自分への依存」を強く望んでおり、これは実は配偶者自身がその家族へ依存してるということなのです。

共依存 - Wikipedia

 

これについては人それぞれなので、皆さんの配偶者が「どういうタイプなのか」をよくお考えになった方がいいと思います。これは非常に重要なことですよ。ちなみに日本人のフィリピン人配偶者(女性)は、意外と共依存が多いです。私の見る限りでは、半数の方はそうだと思います。

 

ではなぜこれに気が付いたか?これは在日のフィリピン人同士の夫婦の場合は、意外と家族への送金はあまりしてないからです。私は日本に数多くのフィリピン人の友人がいます。で、彼らに聞くと「送金で家族の人生をダメにしてしまう」という意見をよく聞きました。ところが日本人のフィリピン人配偶者でそんなことを言うのを一度も聞いたことないのです。

 

では移住する時に配偶者家族、または共依存ならば配偶者にどう向き合うのか?これは避けては通れない問題です。私は妻の実家の環境が気に入って、こういうことをあまり考えずに移住したので、隣に住んでおり、結果的にまあまあ幸せにはやってますが、これは本当にたまたまで、他の方にはあまりオススメできません。この点はしっかり考えて頂いて、できれば配偶者家族とは少し距離を置いた場所に住んだ方がいいと思います。でないと普通に生活できなくなる可能性もあるからです。

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しかしいざという時に力になってくれるのも配偶者家族ですから、私の感覚だと「配偶者家族の家から車で2時間」ぐらい離れた場所に住むのが理想だと思います。私よりも先に移住された方たちを見てると、このパターンが最もうまくやってるように見えます。

 

しかしこれには落とし穴もあるのです。この「配偶者家族と一定の距離」を置いて生活してらっしゃる方たちは、かなり余裕があるからできるのです。で、落とし穴とは「住宅費用」のことです。配偶者家族と一定の距離を置いて住む場合、見ず知らずの土地に住むことになるので、やはり治安面の不安から、分譲なり賃貸なりコンドミニアムやサブディビジョン内の物件に住まざるを得ません。特に小さなお子さんがいらっしゃる方はそうですね。

 

となると少なくとも一般住宅の費用は2倍はかかるということです。たとえばサブディビジョン内で800万円の戸建て物件があったとします。これは同地域、同程度の一般住宅地ならば400〜500万円で建てられます。つまり配偶者家族と一定の距離を置くことにより、300〜400万円多く支払うことになるのですが、それだけではないのです。

 

サブディビジョンは毎月の管理費がかかり、さらにコンドミニアムだと駐車場代も別途必要になります。また電気代も管理会社にマージンを取られるので、どちらも高くなります。というわけで前述の移住に必要な費用の半額1000万円では、一定の収入があったとしても、生活は苦しくなる可能性が高いのです。車の購入もありますからね。つまり「配偶者家族との距離感」で、移住に掛かる費用は大きく変わってくるのです。

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基本的なことですが、日本人と結婚するフィリピン人女性はほとんど貧困層出身なのです。100人いたら、95人は貧困層出身でしょうね。つまり何が言いたいかと言うと、まともな家に住んでないのです。そして多くのフィリピン人配偶者の夢は「家族のために家を建てる」ことであり、つまり日本人と結婚する最大の目的は「家族の家を建てること」なのです。これはけっして悪いこととは思いませんが、大きな落とし穴があるのです。

 

では家を建てるとどうなるか?答えは「家族は働かなくなる」です。家族の人生の目的は「家の竣工」で達成されてしまったということです。もちろん100%ではありませんが、確率としてこういうことは、少なくとも80%はあると思います。

 

ではどうすればいいのか?家を建てる前に商売にお金を投資、いやあげるのです。そして自分たちの働いて稼いだお金で家を買わせるのが理想です。また自分たちで稼いだお金で建てた家は大事にするから長持ちしますが、買ってもらった家は掃除や手入れがなく、あっという間に老朽化し、リフォーム費用がかさみます。しかしこんなの、ただの理想論です。

 

理想通りできてる人なんて、めったにいませんよね。そりゃそうです、家族の家を建てるために日本人と結婚した配偶者が、「家を建てる前に商業資金を出す」なんてことを許すわけがないですからね。しかしそれもあながち間違いと言えないのです。家は災害にでも遭わなければ残るけど、商業資金は失敗したらパーだし、そもそも働かない人間が働くかどうかわからないですからね。

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この問題で「いや、バカなこと言わないでくれ。うちは100%違う」という日本人の方はどれぐらいいるのでしょう?私は100人中5人いるかいないと思いますが、どうですかね?で、結論ですが「こうすればいい」なんて答えなんてありません。働かない人間は何やっても働かないんです。なわけで「どの辺で妥協するか」だと思うのです。つまりもっと具体的に言えば、「健康なニートをどの程度まで食わせるか?」ということです。

 

たとえば「家族8人いたとして、そのうち働ける5人のうち2人働いてくれればOK」というような妥協点です。つまり移住する際に「この程度で妥協し、この程度の金額までなら毎月出せる」という試算をし、準備しておくことが必要ということです。それは配偶者家族の手術代や入院費などの医療費も含めてです。そしてこの「配偶者家族」の問題は避けては通れません。もし避けると、移住生活そのものがつまらないものになるでしょう。

 

7. 生活費

結論から言うと、生活費は住んでみなければわかりません。いくら人の話を聞いても、いくら人脈を作っても、いくらフィリピン情報を得ても、ライフスタイルは個々に違うはずだからです。あと日本とは気候が違うので、想定外のライフスタイルになる場合も多々あります。但しそれではあまりに漠然としてるので、参考例として、3つブログを紹介します。

 

usamilife.com

ラカンで夫婦2人、月37000円で暮らした経験を綴った「うさみさん」のブログです。非常に丁寧にわかりやすく書かれてます。

 

www.yutori-ojisan.com

そして次はその「うさみさんのブログ」を見て思うことがあって作った私のブログです。場所はもちろんダバオ市で、夫婦2人月59000円で生活してます。

 

schoolwith.me

上のブログの作者とは面識も接点もありませんが、非常によくできたブログだと思います。うさみさんと私の生活費はいわゆる「フィリピンスタイル」で生活する例で、このブログの生活費例は「日本のライフスタイルをフィリピンに持ち込む」例と言えるでしょう。首都圏マニラの生活費例など、非常に現実的な数字が記載されてます。

 

8. まとめ

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今回は「お金」に対する考え方でした。これがダントツ大事です。お金が全ての要素をカバーしてくれる国と言っても過言ではありません。学歴、社会的地位、家柄など全て不要です。犯罪歴(前科)さえ、お構いなしですからね。だから日本人のやからがフィリピンに多いとも言えますが(-_-;)

 

しかし「お金が全て」って、どうですか?イメージ悪いですか?日本人はお金が全てではないですよね。人生観や人の評価は、社会的地位や学歴、家柄、収入、資産、外見、優越性などが複雑に絡み合って、一定のバランス感覚が必要ですよね。ぶっちゃけ私は「好き嫌い」で物事を判断する人間なので、日本人的なバランス感覚が苦手なのです。「お金が全て」の方がわかりやすくて、個人的には好きです(-_-;)

 

この国はほとんどのケース、お金さえあればいいわけですから、万人にチャンスがあって公平だと思うのです。だから「お金のプロ」の中国人に支配されちゃうんですけどね(-_-;) 但し唯一例外なのが就職です。これは余談ですが、フィリピン人がまともな企業に就職するために絶対に必要なのは英語力と学歴です。しかし就職しても警察官以外は低賃金ですから、やはり中国人のように何らかの商売をするのが賢明でしょうね。

 

つまりこの国では「勝ち負けがはっきりつく」ということです。たとえ一文無しになっても、全て自己責任の国です。誰のせいにもできないし、日本の生活保護のような社会保障もありません。本気でフィリピン移住をお考えの方へは「とにかくお金を稼いで貯めてください」そしてフィリピン人配偶者がいる方へは「配偶者家族との関係をしっかり把握してください」と、言わせて頂きます、キッパリ!では次回は「フィリピン移住の心得 その2」です。ではでは!!

 

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