そうだ!フィリピンに住もう

ダバオ Davao Dabaw byえくえく

悪路走行の勲章@ダバオ

皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) うちの方では基本的に「粗大ゴミ」というものが出ません。というのはうちの地域はまあまあ貧困地域で、壊れた物でも再利用するからなのです。

 

ちなみに生ゴミもほとんど出ません。それは犬や猫、ニワトリ、アヒル七面鳥などのエサになるからです。また缶やペットボトルは不法居住者が回収して売っているので、ゴミがあまり出ない地域なのです。で、今回は私が「ある物を修理した」という話です。

 

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上の画像はダバオ市内の山にある妻の祖母の家で、昨年体調を崩すまではここに住んでいました。しかしなんせ90歳ですから、山から病院へ通うのは大変なので、今は平地にいます。で、問題は・・・

 

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この家に行くまでには、道らしき道がないのです(-_-;) 山の公道はあるのですが、その公道から中に入って2㎞ぐらい道らしき道がないのです。いわゆる「けもの道」で、デコボコだし、何があるかわからない道なのです。ちなみに最初行った時、木が邪魔でどうしても通れなかったので、鉈のような物で木を数本倒しました(-。-;

 

まあ公道から2㎞程度ですから、私と妻だけなら車を停めて歩いていけばいいのですが、行く時は体調不良の義父と障碍がある義姉が一緒なので、道なき道を車で行かざるを得ないのです。尚、以前にその様子をアップしてるので、よろしければご覧ください。こちら↓です!!

祖母の家はアドベンチャー@ダバオ - そうだ!フィリピンに住もう

 

 

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なわけで車のアンダーガードはボロボロになりました(-_-;) 山の祖母の家には10回ほど行きましたからね。乗ってる最中、車の下からボコッ!ガリガリッ!と音がするたびに、「やっちまったな!!」と思うのですが、3回目ぐらいからその音が気にならなくなりました(-。-;

 

そこはやはり2012年式という中古車の強みで、そもそも新車ならそこへは車で行ってなかったと思います。妻も「新車ならここはダメだね。中古車でよかったね」と言ってたぐらいですから。


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以前に割れた部分は、裏側をテープで止めて応急処置しておいたのですが、応急じゃなくて1年以上このままでした。で、どうせ私は引きこもりですから、今回しっかり直すことにしました(^_^)


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これが悪路走行の勲章です、ボロボロ(-。-; 日本の方なら、普通こんなの捨てて新品交換しますよね。しかし私の地域では、そんなことするのは誰もいないのです。「直して使う!!」こういう概念しかないのです。

 

あとこのボロボロアンダーガードには、家族でキャーキャー言いながら悪路を走った思い出も詰まってますしね。ぶっちゃけあの道は「水がない急流すべり」みたいなもんですから(#^.^#)

 


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ひび割れも大きくなっていたので、あと1回ぶつけたら真っ二つでしょう。


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そしてまず使ったのが「強力ボンド」と書いてある全然強力じゃない接着剤です(-。-; フィリピンにも日本のアロンアルファのような「強力瞬間接着剤」と言ってる物があることはあるのですが、実際には名ばかりで、これでも強い方なのです。ま、プラモデルを作る時に使うボンドに毛が生えたレベルで、大した接着力はありません(-_-;)


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まあ52ペソ(100円ちょい)ですから、接着力が弱いのもしょうがないんですけどね(-_-;) 但しそれでも高い方なんですよ。

 


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そしてボンドで仮付けしたら、今度はこれです。


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2つの液を混ぜると、上の画像のようになり、これを塗るとプラスチックのように固まります。たぶんこれ、日本にもあるエポキシ樹脂みたいな物だと思います。尚、上の画像は残りで、実際にはもっとたくさん使いました。


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こんな感じでひび割れたとこや破損したとこ、表裏両方塗りました。尚、わりと速乾性のようで、2時間ほどで乾きました。

 


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そして最後にペンキを塗りました。このペンキは缶の表示とは別のものが入っており、以前に自宅ゲートのリタッチで使ったものです。で、これがウレタン塗装に適してるかどうかなんて知らないけど、とにかく塗りました(-。-; とにかくお金をかけるつもりはないので、家にある物でやるのが「えくえく流」なのです!!


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真っ二つになっていたとこはこんな感じになりました。裏側ももちろん加工してます。


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そしてヒビ割れたとこはこんな感じに(#^.^#)

 

 

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そして裏側には念のため、樹脂加工した上からガムテープを貼りました。実はフィリピンにはガムテープがなく、これは以前日本の友人に頼んで持ってきてもらった物です。


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そして翌日めでたく塗装も乾き、一応完成です。触った感じでは強度もバッチリで、また悪路を走れそうです。但し妻の祖母は今、うちの近所に住んでるので、けもの道はもう走らないかもしれません。

 

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そして取り付け完了!!今回の修理代は接着剤費用の300円のみでした。私はこういうケース、何かが壊れた時などの補修などは、基本的に人に頼まないで自分でやってます。自分でやらないと、いつまで経っても人任せになってしまいますよね。で、この国で「人任せ」という行為はギャンブルになってしまうのです(-。-;

 

そして頼んだことの作業を見ていても、「ちゃんとやってるかどうか?」は頼んだ側にそのスキルがないと判断できないのです。かつて私がそうでしたから(-。-; 例えば家を建ててる時に現場に行っても、一定のスキルがなければ、「ちゃんとやってるか?」「手抜きしてるか?」「サボってるか?」など、わかるはずがないのです。

 

私は以前自宅を建て替えた際、年甲斐もなく、あまりの悔しさに泣きました(-_-;) その時から「フィリピン人に何かを頼む時は、その場から絶対に離れてはいけない!!」と強く思うようになりました。尚、その様子は以前にブログにアップしてるので、よろしければご覧ください。目次から「3. 戸建て新築」にその件は書いてます。

地獄を見た男から見たフィリピンの住宅事情 - そうだ!フィリピンに住もう

 

つまり私は「自分自身がスキルを身につけて何かの職人になろう」と思っているわけではなく、そういうことを見抜くために、例えヘタクソでも自分でやるようにしてるのです。他には車の塗装などもそうです。修理工場に車を置いて、その場を離れたら終わりです。

 

修理工場で作業をしっかり見ていなければ、マスキングテープなどちゃんとやらないから、塗装しなくてもいい部分にもペンキが吹き付けられてしまいます(-_-;) では誰が悪いのか?それは作業した人間ではなく、現場を離れた人間が悪いのです。30分も目を離せばどうなるか?推して知るべしです。そしてそれがこの国のスタンダードなのです。まだまだ修行半ばですが、えくえく日々是修行!ではでは!!

 

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