皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) まあ考えてみれば、「No.1歌手」というのは昭和の言葉かもしれませんね。昔は「日本レコード大賞を獲った」とか「紅白歌合戦でトリを務めた」とかハッキリした象徴的なことがありましたが、今はどうもハッキリしないですよね。
実力なのか?売上なのか?まあ売上も実力のうちだろうし、日本で今「No.1歌手」って誰なんだろう?と思いますが、私はフィリピンでは「この人がNo.1歌手なんじゃないか」と思ってる人がいます。しかしその歌手はすでに他界してるのです・・・
この人です!!Rodel Navalです!!1995年に彼は42歳の若さで亡くなりました。原因はHIVによる合併症でした。で、文章ではわかりづらいと思うので、彼の歌声を動画でアップしました。
これは「Lumayo Ka Man Sa Laklak」という歌ですが、これ聴いたことないですか?そーです原曲は、竹内まりあの「シングルアゲイン」なのです。でもこれ、まるでRodel Navalのオリジナル曲のようですね。
ちなみにこの歌はうちの周りでも、子供から大人までよく歌われてますが、誰も原曲は日本のものだということを知りません。古い歌だからかもしれませんが、他のカバー曲もそうなんですよね(-。-;
これはIsang Lahiという素晴らしい曲です。メロディもキレイなのですが、フィリピン人なら誰でも胸を打つような素晴らしい詞の内容なのです。カンタンに言えば
私たちはたった1つの種族!!
という内容の歌で、「言語や宗教が違っても、みんな仲良くしようよ」という内容の歌で、フィリピンの国民性を表すシンボリックな歌なのです。
そもそもこの国には宗教的な諍いなどないんですよ。日本の皆さんは「イスラム教はテロを起こす悪者」みたいに思ってる方も少なからずいるようですが、フィリピンに於いては全然違うのです。つまり「カトリックVSイスラム教」みたいな図式なんてなく、みんな普通に暮らしてます。
あれはお金や利権欲しさに宗教を利用してる一部のやからがいるだけで、そもそも彼らはイスラム教信者としては認められてないのです。そりゃそーです。「お金欲しさにテロを起こす」なんて教えはイスラム法典には書かれてないですからね。
ちなみに普段はおちゃらけたようなタイプの人でも、やはりこの歌をカラオケで歌う時だけは真面目になって緊張してるように見えます。この歌は国歌ではないですが、国歌的な要素があるのでしょうね。なわけで、私もこの歌を歌う時だけは少し緊張してしまいます。
これは「Bakit」という曲で、中高年の皆さんにはお馴染み、安全地帯の「恋の予感」のカバー曲です。もうRodel Navalの曲になってますよね(#^.^#)
私はこういう人がホントのスターなんだなと感じます。無理をしなくても歌が上手くてカッコいい!!そんな感じです。私はこういう風になれるわけはないのですが、やっぱ憧れます。生きてれば67歳か・・・どんな感じになってたのかな⁉️で、私もたまにRodel Navalの歌を歌ってます(^^;)
1995年6月11日、Rodel Navalは42歳でカナダのトロントで亡くなりました。彼の家族は1その1年後、フィリピンのテレビ番組で、彼の死がエイズに関連した合併症の結果であること語りました。
そしてかれは死の直前、HIVの闘病について「この病気には何かの意味がある。そして私が他の人を助けることができるなら、そうさせてください」と語ってます。
そして彼の死の2年後、1997年に「Rodel Naval Care Outreach(RoNaCo)」は、彼の2人の姉妹DeliaとRosalieによって、HIVに感染したマニラの貧困地域を支援するために設立されました。そーです、彼の言う通りでした。その病気にはきっと意味があったのでしょう。そして私は今でもRodel NavalがフィリピンNo.1歌手だと思ってます。
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