皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) 今回は庶民の味方「ウカイウカイ(ukayukay)」を紹介します。と言っても鵜飼が2人ではありません。要は古着屋のことです。日本で古着屋と言うと、ちょっとオシャレな響きがありますが、こちらのウカイウカイは古着屋と言うよりも「中古服屋」の方がシックリきます。平たく言うと、ちょっとダサいんですよね(-_-;)
1. トリルのボロ市
上の画像は私が住むフィリピンの南部ダバオ市のトリル(Toril)という街です。で、普段はこんな感じなのですが・・・
日曜の朝、不定期ではありますが、こんな感じでバザー風になる時もあります。お店というよりも、古着を持ち寄って来た人たちが集まってるような感じです。
人はそこそこいますが、ボロボロの服ばかりで、正直見てもしょうがない感じでした。値段は10〜20ペソ(20〜40円)と安いのですが、ボロ市はホントにボロ市でした(-_-;)
たまにこんなのもあるんですよね。日本製で値札ついてるから、一応新品なのかな⁉️まあ日本の衣料品、中国製が多いんですけどね。で、ウカイウカイはボロ市だけではなく、他の場所にもあります。
2. モール内のウカイウカイ
Gモール内
上の画像は場所は同じトリルのガイサノモール(通称G Mall)です。
で、Gモール内にも不定期ですが、イベント的に古着を販売することがあり、こういうとこだと見る気になる商品があります。しかし値段を見て下さい!50〜180ペソ(100〜400円)と一気に値段が上がります。さっきのパレンケ前の客層が貧困層だとすると、ここはもう少し上の一般庶民が客層になります。
ビクトリアプラザ内
上の画像はダバオ最古のモール、ビクトリアプラザです。実は最近経営がNCCCに変わりました。
ビクトリアプラザ内には、こういう古着屋の専門店がいくつも入ってます。SMなどの大型モールには絶対ないウカイウカイですが、古いモールに来ると、こういう店が立ち並んでいるので面白いです。
値段は10〜200ペソ(20〜400円)と、専門店ですから、値段はかなり幅があります。見てたら売れ筋は10〜50ペソ(20〜100円)のようで、一般庶民が集まるモールらしかったです。
3. トリルの路面店
Cランク店
見ての通りの「5ペソ(10円)専門店」です。いったいどこから仕入れてるのかわかりませんが、とにかく10円です!
しかし品揃えも少なく、客もまばらでした。ウカイウカイの中でもおそらく最安値ですから、もっと客数いそうな気がするのですが、いつも閑古鳥が鳴いてます。
Bランク店
この店は10ペソ(20円)の商品がメインですが、先ほどの5ペソ専門店に比べると、グッと品揃えが増えます。
Gパンは新品が高いので人気商品です。
店内には100ペソの商品もありますが、誰も見向きもしません。
子供服は全て10ペソですが、カバンやドレス、靴などがなく、この店は子供服中心のようでした。
Aランク店
この店がトリルでは一番人気のウカイウカイです。ちなみに店の看板は前のテナントの物なので、この店の名前はわかりません。
25〜50ペソ(50〜100円)の商品が売れ筋です。
カバンや靴、ドレスに水着など、品揃えも豊富です。
店内はいつもこんな感じで、ごった返してます。
一応「みきはうす」のようですが、どうなんでしょう⁉️どのウカイウカイもそうなんですが、けっこう日本製を見かけます。まあ古着屋と言うより「中古服屋」ですから、まず8割はダメですが、時折お宝もあります。その宝探し感覚がウカイウカイの醍醐味かもしれませんね。
4. 新品との料金比較
上の画像はトリルの街中の新品商品です。2枚で180ペソですから1枚90ペソ(200円弱)と、街中で買えば、さほど衣料品は高くないのですが、モールへ行くと様相が変わります。
実はフィリピンにもユニクロがあり、モールに出店してます。で、ウカイウカイとの比較の対象として説明します。日本の皆さんにはユニクロが一番わかりやすいはずですからね。
日本では庶民のシンプルブランドと位置付けられているユニクロですが、フィリピンでは高級ブランドになります。それは日本と同じ値段かそれ以上で売られているからです。
ダバオの平均日給400ペソ(800円)で、ユニクロの1000ペソ(2000円)のシャツ買うって、どういうことかわかります?たかだかユニクロのシャツ1枚が、2日分の給料でも買えないんです。なわけでユニクロで服を買うのは富裕層のみということになります。
まとめ
上の画像はうちの前のスクワッター(違法居住者の集落)の子供たちです。可愛いでしょ(#^.^#)
上の画像もスクワッターの子供たちです。「何が言いたいか」と言うと、この子たちが着てる服は100%ウカイウカイで買った古着なのです。見てどーですか?普通でしょ?10円20円のTシャツ着てても普通に生きて行けるのです。ではこの子たちが着てるものは、上から下まで古着なのか?
答えはYESです。しかも古着からの「お下がり」だったりします。ウカイウカイは品揃え豊富で、洋服は一通り揃いますが、さらに古着の下着や靴下、靴、サンダル、帽子、ドレス、カバンまで売られているのです。ここフィリピンでは新品では買えない貧困層がたくさんいるので、ウカイウカイはなくてはならない存在なのです。
ちなみに私はまだウカイウカイで古着を買ったことがありません。痩せたとはいえ、私のサイズはXXL、なかなかないのです。しかもウカイウカイの商品は、ハッキリとしたメンズレディースの区分けがないので、XXLを探すのは至難の業なのです。まあ1枚ぐらい何か買ってみたいなとも思うのですが、ちょっと気持ち悪いような気がしないこともないです(-_-;) ではでは!!